外壁塗装後の水ぶくれの原因とは?6つの原因や見つけた時の対処法について解説!

Q.

外壁塗装後に水ぶくれが発生する原因は?

せっかく綺麗に塗装したと思っていたのに、一部が水ぶくれによって見た目が悪くなっていると残念な気持ちになりますよね。
なぜ、水ぶくれが発生するのでしょうか?
また、発見した場合はどのように対処すれば良いのか気になりますよね。
今回は、外壁塗装後に発生する水ぶくれの原因や見つけた時の対処法についてご紹介します。

宇田川

主に、経年劣化や施工不良が原因となって水ぶくれが発生します。
放置していても修復することはありませんので、見つけた場合は業者に再塗装を依頼しましょう。
以下の記事で、詳しくご紹介します。

外壁塗装後に水ぶくれが発生する原因は?

塗装後の外壁に水ぶくれが発生する原因は、様々な理由があります。 こちらでは、外壁塗装後に水ぶくれが発生する主な原因を6点ご紹介します。

原因①外壁塗装時の塗料の乾燥が不十分であったため

外壁塗装では、塗料を十分に乾燥させることが綺麗に仕上げるコツとなります。 しかし、塗料の乾燥が不十分であった場合、水ぶくれが発生してしまうことがあります。 一般的に、下塗りを経て、中塗り・上塗りの工程を進めていきます。 各工程の塗料が十分に乾燥していないまま次の工程を進めてしまうと、塗膜の密着力は低くなります。 塗膜が密着していない状態の外壁に上から塗装を重ねると、水分や溶剤が閉じ込められ、やがて気化し膨張します。

原因②塗装前の洗浄や下処理が正確に行えてなかったため

水ぶくれが発生する原因は、塗装作業前の工程にもあります。 塗装作業に入る前に、外壁の汚れを落とさなければなりません。 高圧洗浄や下処理を行い、綺麗に塗装が行える状態に整えます。 しかし、この洗浄や下処理が甘いと、水分が塗膜間に入りやすくなり水ぶくれが起きてしまうのです。 丁寧に処理を行わないことが原因で、外壁が一部ぼこぼこしたような仕上がりになってしまいます。

原因③下塗り工程で不備があったため

外壁塗装を綺麗に仕上げるためには、下塗り工程は重要な作業となります。 外壁材と相性が良い塗料を使用し、規定の量、乾燥時間を守ることで水ぶくれのない綺麗な外壁に仕上がります。 しかし、工程中に何かしらの不備があった場合も原因の一つです。 外部から水分が入りやすくなったり、閉じ込められた塗膜が気化しやすくなります。

原因④塗装時の環境が不適当であったため

塗装後に水ぶくれが発生する原因として、当時の環境も問題となります。 外壁塗装に適切とされる気温や湿度があります。 気温5度以下で湿度85%以上の環境は、水ぶくれが発生しやすいです。 実績があり、信頼できる業者であれば適切な環境を見定めて塗装を行います。 しかし、なかには気候条件を無視して工事を進めようとする悪徳業者もいるようです。 湿度が高い環境のなか、塗装をすると塗膜に水分が入りやすくなるため、水ぶくれが発生しやすくなってしまいます。

原因⑤旧塗膜の膨張

何度も塗装を重ねると、古い塗膜が重さや厚さに耐えきれなくなり、剥がれてしまうケースもあります。 万が一、塗膜間にカビが発生してしまった場合は、それをきっかけとして水ぶくれが起きやすくなります。

原因⑥外壁の経年劣化によるもの

上記のように施工不良が原因となるケースもありますが、外壁自体が経年劣化しているケースもあります。 平均的に10年に1度は外壁塗装を行うことが望ましいです。 しかし、前回の塗装から10年以上経過している場合は、外壁が劣化している可能性が高くなります。 外壁に発生しているひび割れから水分が浸入し、水ぶくれを発生させている恐れがあります。 放置するほど劣化症状は進行しますので、早めに対処するようにしましょう。

外壁の水ぶくれを放置するリスク

経年劣化だけでなく施工不良によって水ぶくれが発生します。 しかし、ただの水ぶくれだと侮っていてはいけません。 放置していると様々なリスクをもたらします。 こちらでは、外壁の水ぶくれを放置するリスクについてご紹介します。

外壁の保護機能が低下する

外壁の水ぶくれを放置していると、破裂してしまう可能性が高いです。 下地部分が表に出てしまい、紫外線や雨水などの影響を直接受けてしまいます。 外壁塗装は外壁自体を保護する役割があります。 守っているものが破裂してなくなってしまうため、住宅にとって大きなリスクが生じてしまいます。 最悪の場合、雨漏りの原因となってしまうでしょう。 雨漏りが発生した場合は、外壁塗装だけでは補修することは難しいです。 さらに大掛かりな補修工事が必要となってしまうため、早めに対処することをお勧めします。

住宅の美観が損なわれる

水ぶくれが起きている外壁は、ぼこぼこしており見た目は悪くなります。 住宅の美観が損なわれることも、水ぶくれを放置することで生じるリスクの一つです。 ボロボロの外壁は、近隣の方に「崩れるのでは?」と不安を与えてしまいます。 悪い印象を与えてしまうので、早めに対処して綺麗な状態を取り戻しましょう。

塗装後の保証期間が過ぎてしまう

外壁塗装後は、何かトラブルが生じた場合に対処できるように保証期間が設けられています。 しかし、期間を過ぎてしまうと、保証適応外となってしまいます。 保証期間内であれば無償で対処できることも難しくなり、負担が大きくなってしまう可能性があります。 早めに対処することで費用面の負担を軽減できるでしょう。

外壁に水ぶくれを発見した時の対処法

様々なリスクを考えると、早めに対処しておきたいですよね。 しかし、いざ発見した場合、どのように対処すれば良いのかわからないという方が多いでしょう。 こちらでは、外壁に水ぶくれを発見した時の対処法についてご紹介します。

業者に連絡し、再塗装を依頼する

外壁に水ぶくれを発見した場合は、塗装を行った業者に連絡してみましょう。 明らかに施工不良である場合は、無償で再塗装してもらえる可能性があります。 また、塗装後すぐであれば保証も効くはずです。 外壁塗装後に業者によるチェックが入りますが、自分でも確認してみることで水ぶくれの悪化を防止できます。

専門業者に現地調査を依頼する

外壁塗装後から時間が経過した後に水ぶくれを発見した場合は、経年劣化である可能性があります。 もしかすると、他の箇所も劣化しているかもしれません。 劣化の悪化を防ぐためにも、専門業者に現地調査を依頼することもお勧めします。

まとめ

外壁塗装の施工不良や経年劣化によって、水ぶくれが発生してしまいます。 塗膜間に水分が浸入しやすくなり、塗膜の水分や溶剤が気化し、やがて膨張することで水ぶくれに繋がります。 放置していると、紫外線や雨水が直接当たり、美観も損なわれます。 できるだけ早めに対処することが重要となりますので、万が一発見した場合は業者に連絡しましょう。
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