【外壁塗装】失敗しない塗料の選び方や種類別の特徴について

Q.

外壁塗装に使う塗料は、どれを選べば良いの?

外壁塗装の打ち合わせをすると、想像以上に塗料の種類が多くて驚く方も多いのではないでしょうか。
塗料選びを間違えてしまうと、不満足な結果になってしまい、再度メンテナンスが必要になってしまうこともあり得ます。
施工費用や時間の負担も大きいため、失敗せずに塗料を選びたいものです。
そこで今回は、外壁塗装で失敗しない塗料の選び方や、種類別の特徴についてご紹介します。

和田

外壁塗装で失敗しないためには、目的や予算、好みに合わせて塗料を選定することが大切です。
塗料の耐用年数や相場費用、性能、カラーラインナップを比較して最適な種類を選びましょう。
以下の記事で、詳しくご紹介します。

【外壁塗装】失敗しない塗料の選び方のポイント

外壁塗装で失敗しない塗料の選び方としては、次の5つのポイントを抑えておくことが重要になります。

塗料の耐用年数を比較する

外壁塗装で使用する塗料は、それぞれ耐用年数が異なります。 10年程度のものから20年以上耐用年数が定められているものまであります。 定期的にメンテナンスを行うことが住宅にとって最適になりますが、メンテナンス頻度をできるだけ抑えたい方は耐用年数が長いものを選ぶと良いでしょう。

塗料の性能を考慮する

塗料によって性能が異なるため、どのような外壁に仕上げたいのかを充分に考慮してみましょう。 主な性能は耐候性や防汚性、防水性に優れているといったもので、外壁の劣化の原因になる紫外線や雨水などから守る働きを含んでいます。 どの塗料を選ぶかによって、外的要素から住宅を守れるかが変わってくるので、塗料の選定は大事な作業になります。

予算に応じた塗料を選ぶ

外壁塗装は塗料の費用によって、予算が大きく変化してきます。 割とリーズナブルな種類から高価な種類まであるので、予算に応じた塗料を選ぶことも大事です。 ただし、あまりにも格安な塗料を選んでしまうと、施工後すぐに劣化症状が現れる可能性もありますので、値段だけを見て選ぶことはおすすめできません。 充分な耐用年数や性能を持ち合わせたうえで、予算に応じた塗料を選ぶと良いでしょう。

臭いを抑えたい場合は「水性塗料」がおすすめ

塗料には、「油性」と「水性」のものがあります。 外壁塗装に使用する塗料にも油性タイプと水性タイプがありますが、2つの大きな違いは臭いです。 油性はシンナーなどの溶剤を使用しているため強烈な臭いを発します。 一方、水性はシンナーなどの溶剤は含まれていないので、比較的臭いが抑えめです。 そのため、外壁塗装で臭いが発生するのが嫌だという方は、水性塗料がおすすめになります。

カラーラインナップを確認する

外壁塗装で使用する塗料は、種類によって耐用年数や性能などが異なりますが、カラーラインナップも異なります。 どのような色を用いるかによって全く違う雰囲気に仕上がります。 特に、デザイン重視の方にとっては最も注目しておきたいポイントになるでしょう。 できるだけカラーの種類が多い塗料を選ぶと、自分のイメージに合う色を選ぶことが可能になります。

【外壁塗装】塗料選定の参考に!種類別の特徴

外壁塗装で使われる主な塗料8種類をご紹介します。 それぞれの特徴についてお伝えしますので、塗料を選ぶ際の参考にしてみてください。

【アクリル塗料】外壁塗装の予算を抑えたい方におすすめ

アクリル塗料は、価格相場が1,000〜1,500円/㎡と塗料の中で最も安価なため、施工費用を抑えたい方におすすめです。 ただし、耐用年数が短く、紫外線に弱いという特徴もあるため、外壁に用いる機会はあまり多くありません。 5年以内に建て直しや引っ越す予定があるという場合は、アクリル塗料を選ぶという方法もあるでしょう。

【ウレタン塗料】付帯部の塗装におすすめ

ウレタン塗料は、木部や金属にも使用できる塗料です。 あらゆる素材に使える塗料ですが、近年はウレタンよりも高性能な塗料が増えてきているので、以前に比べるとウレタンを用いる機会は減少しました。 ただし、雨樋や雨戸などの付帯部に用いるケースが多くあります。 ウレタン塗料も比較的安価なため、外壁部分は他の塗料を使用し、付帯部にウレタンを用いることで全体的な費用を抑えることが可能になります。

【シリコン塗料】長年支持され続けている塗料

シリコン塗料は、防汚性や耐候性もあり、耐用年数も10年以上と比較的長いことから、外壁塗装で長年支持され続けている塗料です。 相場費用も2,300〜3,500円/㎡と比較的リーズナブルなため、コストパフォーマンスが良いことも高い支持を得ている理由です。 また、色の種類も豊富なため、迷った場合はシリコン塗料を選ぶと間違いないでしょう。

【フッ素塗料】商業施設やマンションなどに多く用いられる塗料

フッ素塗料は、外壁塗装の塗料の中でも耐用年数が長く、相場費用も高額な種類になります。 ハイグレードな塗料であるため、商業施設やマンションなどに多く用いられています。 高級な塗料を使用したい方やメンテナンス頻度を抑えたい方におすすめです。 ただし、費用が5,000円/㎡というものもありますので、価格を確認して選びましょう。

【無機塗料】耐用年数が長く高耐久な塗料

無機塗料は、無機物を主成分としており、高耐久な塗料です。 耐用年数も20年程と長く設定されており、メンテナンス頻度を抑えたい方におすすめになります。 ただし、無機物だけでは硬すぎてひび割れが起きやすくなります。 そのため、無機塗料を選ぶ際には、密着性の高い有機塗料と組み合わせたハイブリット塗料を選ぶと、より丈夫な外壁に仕上げることができます。

【ラジカル塗料】近年最も人気が高い塗料

ラジカル塗料は、2010年代に販売された新しい塗料です。 また、長年支持され続けているシリコン塗料よりも耐用年数が長いことから、近年外壁塗装で用いられるケースが増加しています。 ただし、まだ販売されて年数が経過していないことから、実績が充分でないことや製品数が少ないという部分がデメリットとして挙げられます。 最新技術を使って外壁塗装をしたいという方におすすめです。

【光触媒塗料】セルフクリーニング機能搭載の塗料

光触媒塗料は、汚れを分解し、雨水で洗い流すといったセルフクリーニング効果を持ち合わせている塗料です。 光触媒塗料で塗装した外壁は、表面を二酸化チタンという物質が覆うようになります。 二酸化チタンは紫外線を浴びると、大気汚染物質を分解させる活性酸素を発生させるので、排気ガスや空気中の汚れなども分解します。 また、光触媒塗料は雨水がくっつきやすい性質も含んでいるため、汚れが洗い流されます。 ただし、立地によっては効果が発揮されないケースもあるため、日当たりが良い住宅の方におすすめです。

【ナノテクノロジー塗料】低汚染機能がありエコロジーな塗料

ナノテクノロジーを活用しており、低汚染機能があり、CO2削減にも貢献できるエコロジーな塗料です。 防カビ・防藻性も含まれているので、カビや藻の繁殖を防止したい方や環境にやさしい塗料を使用したい方におすすめです。

まとめ

外壁塗装に使用する塗料は、多くの種類があります。 それぞれで特徴が異なりますので、耐用年数や性能、予算、カラーラインナップを比較して選んでみましょう。 満足できる仕上がりになるように、選び方のポイントや塗料の特徴について理解しておくことをおすすめします。
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