外壁塗装が必要ない家?!塗装不要な家の特徴や維持する方法について解説!

Q.

家の外壁は、塗装工事が必要なのかな?
外壁塗装は必ず行わなければならないの?

外壁塗装の費用や時間の負担を考えると、工事することが億劫になってしまう方も多いでしょう。
しかし、外観を美しくするだけではなく、長く安全に住み続けるためには定期的なメンテナンスは欠かせません。
そのため、ほとんどの外壁で塗装工事が必要となりますが、素材や状態によっては不要な場合もあります。
本当は必要ない外壁塗装を行なってしまうと、損をしてしまうことになるため、見極めることが大事です。
どのような家であれば、外壁塗装が不要となるのでしょうか?
今回は、外壁塗装が必要ない家の特徴や、塗装不要の状態を維持する方法についてご紹介します。

秋山

ほぼ全ての外壁で塗装が必要となりますが、使用している外壁材によって外壁塗装が必要ない場合があります。
以下の記事で、詳しくご紹介します。

外壁塗装が必要ない家とは?

ほとんどの場合は、外壁塗装が必要となりますが、次の3つのケースは必ずしも外壁塗装を行わなければならないというわけではありません。 外壁塗装が必要ない3つの家の特徴についてご紹介します。

外壁材にタイルを使用している

タイルを使用している外壁であれば、表面に塗装をする必要はありません。 理由は、タイルの耐久性の高さにあります。 表面が傷つきにくく、色褪せも起こりにくいという特徴があり、耐用年数も30年以上となっています。 そのため、基本的にタイルの外壁は塗装工事を行わなくても問題はありません。 反対に、タイルに塗装を施してしまうと、約10〜15年で塗膜が劣化してしまい、外観が損なわれてしまいます。 ただし、タイルの外壁は目地部分がありますので、部分的なメンテナンスは必要です。 タイル自体に問題はなくても、目地が劣化してしまうと、外壁全体に影響してしまいますので、目地に注目してメンテナンスを行うと良いでしょう。

外壁材にレンガを使用している

レンガの外壁も基本的に塗装工事が必要ありません。 理由はタイルと同様で、耐久性が高く、耐用年数が長いからです。 しかも、レンガはタイルよりも遥かに長い耐用年数があると言われており、50年以上も塗装が不要であるケースもあります。 外壁塗装に用いる塗料の耐用年数は、約10〜15年です。 レンガよりも塗料の耐用年数の方が短いので、塗装工事を行なってしまうと、本来は必要ないスパンでメンテナンスを行わなければならなくなってしまうでしょう。 かえって負担が掛かってしまうため、レンガで外壁を作っている住宅の場合は外壁塗装を行わない方が良いです。

外壁材に樹脂系サイディングを使用している

サイディング外壁材の中で、樹脂系サイディングを使用している場合は、ほとんどメンテナンスが必要ないと言われています。 樹脂系サイディング本体に顔料が練り込まれているため、色褪せが発生するということがありません。 耐用年数は、約30年と他の外壁材に比べて圧倒的に長いです。 また、目地が無い種類を選ぶことで、メンテナンスの頻度をさらに抑えられます。 このことから、樹脂系サイディングの外壁はほとんどメンテナンスフリーと言われますが、全くメンテナンスが必要ないと言うわけではありません。 紫外線や雨水などの外敵要素による影響は蓄積されていきますので、耐用年数の30年間隔でメンテナンスを行うようにしましょう。

外壁塗装が必要かどうか見極める方法

外壁塗装を行う前に、本当に施工が必要なのかを見極めることが重要です。 こちらでは、外壁塗装が必要か見極める方法についてご紹介します。

外壁材にタイルやレンガを使用しているか確認する

上記にある通り、タイルやレンガを外壁に使用している場合は塗装工事が不要となるケースに当てはまります。 よって、外壁材にタイルやレンガを使用しているかどうかを確認することで、塗装工事が必要なのかを見極めることができます。 自身で把握できれば良いのですが、よく分からないという方は、まず見た目や手触りでチェックしてみましょう。 タイルやレンガは、凸凹が多く、叩くとガラスや石のような音がします。 また、目地部分を触るとザラザラしていることが特徴になります。 見た目や感触で分からない方や不安な方は、外壁塗装の業者に確認してもらうと良いでしょう。

サイディング材を張り替えた年数を確認する

近年の日本の住宅は、サイディング外壁材を用いているケースが多いです。 サイディング外壁材に張り替えてから、約10年ほどであれば外壁塗装は必要ありません。 そのため、サイディング材を張り替えた年数を確認すると、外壁塗装が必要かどうかを見極められるでしょう。 すでに10年以上経過している場合は、外壁に劣化症状が現れている可能性もありますので、張り替えが必要かどうかも確認しましょう。

劣化症状が現れているのか確認する

外壁材の種類を問わず、劣化症状が現れている場合は、早めに業者に連絡する必要があります。 劣化症状の例としては、色褪せやチョーキング現象、ひび割れ、塗膜の剥がれ・浮きが挙げられます。 塗装した当初よりも色が褪せてしまい、放置し続けることで塗膜の剥がれに繋がります。 チョーキング現象は、手で触れると白いチョークのような粉が付着し、防水効果が低下しているサインです。 また、ひび割れが発生している部分から、雨水や虫が入ってしまい、さらに劣化が進行します。 塗膜が剥がれている、浮いている場合も下地が見えてしまうので、外観が損なわれるだけでなく、住宅にとってリスクが高くなってしまいます。 放置することで、最悪の事態を招く恐れがありますので、発見した場合は早急に対応するようにしましょう。

まとめ

自宅の外壁塗装工事が必要かどうかは、使用している外壁材や劣化症状をチェックすることで判断できます。 タイルやレンガ、樹脂系サイディングを用いている場合は、耐久性が高く、耐用年数も長いです。 塗装してしまうことで、本来よりも短いスパンでメンテナンスが必要となるケースもありますので、注意しておきましょう。 ただし、劣化症状がある場合は、放置する期間が長くならないように、早急に外壁塗装業者に連絡するようにしてください。
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