自宅の外壁コーキングは大丈夫?悪徳業者の手抜き工事を防ぐポイント

Q.

外壁塗装って手抜き工事されることがあるの?
コーキングが気になるけど、手抜き工事?

外壁塗装後に、もしかして手抜き工事をされたかもと感じたことはありますでしょうか。
特に、コーキングは剥がれたり、ひび割れが起きてしまうため注意しておきたい部分です。
前回の施工から月日が経っていない場合は、余計に疑ってしまう気持ちも理解できます。
コーキングの施工が手抜されないためには、どのようにすればいいのでしょうか?
今回は、外壁コーキングの手抜き工事を防ぐためのポイントについてご紹介します。

和田

残念ながら、コーキングは自然劣化でない場合、手抜き工事をされた可能性があります。
悪徳業者の手抜き工事を防ぐためには、正しいコーキング工事について把握することが大事です。
以下の記事で詳しくご紹介します。

外壁コーキングの劣化現象

手抜き工事をされている場合は、正しいコーキング工事をしている場合と劣化現象が異なります。 コーキングの劣化現象について見てみましょう。

正しいコーキング工事の場合

正しい工事をされているコーキングで起きる劣化現象は、真ん中からひび割れが起きます。 外壁のコーキング部分は、年数が経つと自然と劣化現象が発生します。 コーキングの劣化症状は、ひび割れや剥がれ落ちるなど様々ありますが、自然劣化のものは少ないです。 正しいコーキング工事で起きる自然劣化現象は、「破断」と呼ばれる真ん中からひび割れが生じるものになります。 劣化しているコーキングを見つけた場合は、どの部分から症状が起きているかを確認してみましょう。

手抜き工事をされている場合

手抜き工事をされているコーキングで起きる劣化現象は、上記の破断以外になります。 「剥離」と呼ばれるコーキングと外壁の間に隙間ができる現象や下地の青い部分が見えてしまう現象、最悪の場合は「欠落」と呼ばれるコーキングが剥がれ落ちる現象が起きてしまいます。 いずれも目で見て確認できる症状ですので、施工の技術を持っていない方でも手抜きされていることがすぐ分かるでしょう。 なかには、建物の耐用性の問題で生じていることもありますが、ほとんどは手抜き工事によるものです。

外壁コーキングの施工手順

外壁コーキングの手抜き工事を防ぐためには、施工手順についても把握しておくことをおすすめします。 正しいコーキングの施工手順と施工不良の場合についてご紹介します。

正しいコーキング工事の場合

コーキングの施工方法は、打ち替えと打ち増しという2種類があります。 打ち替えは、既存のコーキングを取り除いて新しいコーキングを付けます。 打ち増しは、既存のコーキングはそのままに上から補修をする工法です。 どちらも、外壁部分にはみ出さないように養生し、下塗りを施した後にコーキング材を充填します。 最後にへらで均一にならし、養生を取り除くと完了です。 コーキングが劣化している場合は、打ち替え工法がよく選択されますが、状態や場所によって打ち増し工法でおこないます。 優良業者であれば、費用や時間の早さだけを見るのではなく、適した工法を選択してくれます。

手抜き工事をされている場合

先程も述べたように、正しい工事がおこなわれていない場合は、コーキングが剥がれたり下地部分が見えてしまいます。 このような劣化現象が起きる理由は、下塗り材やコーキング材が適量でない、下塗りが施されていない、塗りムラがある場合が多いです。 コーキング工事は、手順や適量を把握しておく必要があり、知識や技術が求められます。 知識や技術不足の業者や職人に依頼してしまうと、施工不良によって劣化現象が発生してしまいます。

外壁コーキング工事で手抜きされないためのポイント

外壁コーキング工事を決めたときに、業者に手抜きされないためのポイントを抑えておきましょう。

見積もりを取り、施工工程を確認しよう

施工時に見積もりを取って、施工工程を確認することが手抜き工事を防ぐポイントになります。 見積書にどのような工程をおこなうか詳細が正確に記載されていると、優良業者である証拠になり安心して任せられます。 金銭トラブルを避けるためにも、互いに確認し合うことは大事な作業です。 コーキング工事の正しい工程に関しては、上記で説明してますので、見比べてみてください。 悪徳業者に引っかからないために、劣化現象や施工手順を少し把握するだけで防ぐことができます。 疑問に感じた部分があれば、業者に質問して不安を取り除きましょう。

保証明記がある業者を選定しよう

保証明記がある業者は、フォロー体制が整っている優良業者である証拠になります。 コーキングを含む外壁塗装は、年数が経過するにつれてあらゆる現象が起きる可能性もあるため、施工後のフォローが必要になります。 悪徳業者は、この部分を曖昧にしていることが多いため、保証明記は見極める1つの材料と言えます。 保証に関する内容は、ホームページで確認することも可能ですので、事前にチェックしておきましょう。

説明の対応を見極めよう

施工前の説明の対応も悪徳業者かどうかを見極めるポイントになります。 優良業者であれば、契約を迫ることはなく、分かりやすく説明をおこないます。 自宅に訪問して契約を迫られた経験がある方もいるかもしれませんが、そのような業者とは契約することはおすすめできません。 また、細かく説明してくれない業者も避けた方が良いです。 お客様の不安を取り除けない業者は、安心して依頼できる業者ではありません。 説明の時点で、違和感を感じた場合は他の業者を探してみましょう。

まとめ

外壁のコーキング部分は、手抜き工事をされている場合は劣化現象に現れます。 正しい工程を踏んでいる場合は、真ん中からひび割れが起きます。 前回の施工から年数が経つと、破断が生じますが、それ以外の劣化現象の原因はほとんどが施工不良によるものです。 コーキング工事で使用する下塗り材やコーキング材が適量でない、下塗りがおこなわれていない、塗りムラがあると隙間ができたり剥がれ落ちてしまいます。 また、下塗り部分も見えてしまっているので、一目で確認できるでしょう。 このような手抜き工事をおこなう業者に施工されないために、きちんと見極めることが大事なポイントとなります。 コーキング工事を検討する際には、今回の内容を参考にしてみてください。
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