放置は絶対ダメ!サイディング外壁の劣化症状やメンテナンスの重要性について

Q.

サイディングの外壁が劣化すると、どのような症状が現れるの?
劣化を防ぐ方法は?

訪問業者に外壁の劣化を指摘され、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
どのような外壁でも、必ず劣化するものです。
放置していると、住宅にとって大きなリスクとなってしまいます。
サイディング外壁の場合、どのような劣化症状が現れるのでしょうか?
今回は、サイディング外壁の劣化症状や劣化を防ぐ方法、放置するリスクについてご紹介します。

秋山

サイディング外壁の劣化症状としては、チョーキング現象・目地のひび割れ・サイディングの反り・コケやカビの発生が挙げられます。
定期的なメンテナンスが必要です。
以下の記事で詳しくご紹介します。

サイディング外壁の劣化症状

サイディング外壁に起こる主な劣化症状についてご紹介します。

チョーキング現象

外壁を触ると、白いチョークのような粉が付着することが特徴である劣化症状です。 また、チョーキング現象が起きている外壁は、水に濡れると変色するという特徴もあります。 紫外線や雨水の影響によって、塗料が劣化している状態になります。 せっかく綺麗な色で塗装していても、外観が損なわれてしまいます。 内部も腐食してくるため、放置しておくことは危険です。

目地部分のひび割れ

サイディングとサイディングを繋ぎ合わせる目地部分にひび割れが起きてしまうこともあります。 目地部分の劣化症状が進むと、剥がれ落ちてしまいます。 紫外線の影響や経年劣化によって起きる場合もありますが、施工不良が原因の場合も少なくありません。 目地の劣化が起きる目安としては、施工から約7〜10年です。 この年数よりも短い間に目地が劣化している場合は、施工不良が原因の可能性があります。 定期的に点検を行うことで最悪の状態を防ぐことができます。

サイディング部分のひび割れ

サイディング部分にもひび割れが起きることがあります。 サイディング外壁が雨水を吸収・乾燥するため、膨張と収縮を繰り返すことで歪みが生じることが原因です。 小さなひび割れから次第に大きなひび割れが起きてしまいます。 ひび割れの箇所が大きいほど、補修工事の費用や時間の負担も大きくなりますので、早めの対策が大事です。

サイディングの反り・浮き

サイディングが反っているように見える、浮いているように見える場合も劣化症状に含まれます。 基本的に、サイディングは丈夫で強固な外壁材ですので、一度変形してしまうと元に戻すことはできません。 軽度の場合は、釘を打ち込むという方法も可能ではありますが、重度の場合はサイディングを張り替える工事が必要となります。

カビやコケの発生

外壁にカビやコケが発生してしまうことも劣化症状の一つです。 塗装が劣化し、外壁が水を含んでしまうと、空気中のカビやコケの胞子が付着・繁殖してしまいます。 日当たりが悪い箇所は、余計カビやコケが繁殖しやすいでしょう。 表面だけに付着している場合は、高圧洗浄で落とすことも可能ですが、長期間放置されていると根を張ってしまい色素沈着が起きてしまう可能性があります。 サイディング外壁が雨水を吸収するようになった時点で、塗装を行うことをおすすめします。

サイディング外壁の劣化を防ぐ方法とは?

上記のような劣化症状を防ぐためには、以下のような方法を行うことが大事です。 外壁にサイディングを用いている方や、これからサイディング外壁にしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

定期的なメンテナンスを行う

サイディング外壁の劣化症状をいち早く発見するために、定期的なメンテナンスを行うことをおすすめします。 生活を送っているなかで、ふと劣化症状に気付くこともあるでしょう。 しかし、小さな劣化症状や高所の劣化にはなかなか気付きにくいものです。 業者に定期的にメンテナンスを依頼することで、リスクを回避できます。 サイディング部分と目地部分で、それぞれメンテナンスの目安時期が異なります。 目地部分の方が早めに劣化しやすいため、目地部分のメンテナンス目安時期に合わせて外壁も見てもらいましょう。

外壁塗装

サイディング外壁の劣化を防ぐためには、外壁塗装も一つの方法になります。 塗装を行うことで、外壁を紫外線や雨水などの外的要素から守ることができます。 サイディング外壁が劣化する主な原因は、紫外線や雨水などによるものです。 塗料でカバーすることで、サイディング外壁材が直接的な影響を受けずに済みます。 用いられる塗料にも、耐久性や防汚性に優れているといった特徴がありますので、慎重に塗料の選定を行いましょう。

コーキング交換工事

サイディング外壁は、目地が劣化しやすい部分になります。 常に紫外線を浴びているため、年数が経過するとともに、劣化症状が現れやすいです。 更なる劣化症状の進行を防ぐために、目地部分のメンテナンスも必要です。 ひび割れや外壁との隙間ができている場合は、コーキング修復工事を行います。 状態がひどい場合は、既存のコーキングを交換する工事「打ち替え」を行うことで、劣化部分を綺麗に取り除くことができます。

サイディング外壁の劣化を放置するリスク

サイディング外壁の劣化症状を放置しておくと、以下のようなリスクが起きてしまいます。 最悪の事態を招かないために、事前にリスクについて把握しておきましょう。

外壁だけでなく内側も腐食してしまう

サイディング外壁の劣化が進むと、雨漏りが起きてしまうこともあります。 劣化した外壁・目地から雨水が浸透しやすくなり、雨漏りが起きてしまうのです。 雨水が浸透することで、湿気も高くなり内側部分が腐食してしまいます。 外側だけでなく内側が腐食しているとなると、さらに高額な補修工事を行わなければなりません。 大規模な工事が必要となり、結果的に負担が大きくなってしまうため、放置しておくと非常にリスクが高くなります。

住宅の寿命が縮む

外壁の劣化を放置することで、住宅の寿命を縮めてしまいます。 サイディング外壁材や目地の劣化が進むと、剥がれ落ちてしまうこともあります。 メンテナンスを行なっていると、劣化症状を発見でき、住宅を守ることができますが、放置することで最悪の場合、住み続けられなくなってしまうでしょう。 定期的にメンテナンスを行うことで、長く安全な住宅に住み続けることができます。

まとめ

サイディング外壁の劣化は、主にチョーキング現象や外壁・目地のひび割れ、変形、カビやコケの繁殖が挙げられます。 放置していると、内部まで腐食が進み、住宅の寿命を縮めてしまいます。 長く安全な住宅に住み続けるためにも、定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。
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