ラップサイディングとは?外壁に選ぶメリット・デメリットについて解説!

Q.

ラップサイディングってなに?

業界に詳しくない限りラップサイディングと聞いて、すぐに頭に思い浮かぶ人は多くないでしょう。
サイディングは、日本の住宅でよく用いられているサイディングと呼ばれる外壁材の一種になります。
外壁塗装を行う場合は、色だけではなく、どのような外壁材を選ぶかも重要なポイントとなります。
ラップサイディングとは、一体どのような外壁材なのでしょうか?
今回は、ラップサイディングの特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。

木中

ラップサイディングとは、外壁サイディングの一種で、板状の素材を一枚ずつ重ね張りして仕上げていきます。
カントリー風のレトロでおしゃれな外観に仕上がり、海外でも人気が高い外壁材です。
以下の記事で、詳しくご紹介します。

ラップサイディングとは?

ラップサイディングとは、外壁で用いられるサイディングという外壁材の一種です。 サイディングは板状の素材を重ねていき間にコーキング材という充填剤で埋めていきますが、ラップサイディングは作り方が異なります。 ラップサイディングは、細長い板状の素材を一枚ずつ隙間なく重ね張りして仕上げていきます。 そのため、サイディング材に含まれる外壁材ではありますが、仕上がりのデザインやメリット・デメリットなど様々な部分に違いが出てきます。

ラップサイディングの特徴

ラップサイディングは、カントリー風のデザインになりアメリカなど海外で昔から人気が高いデザインです。 一方、日本でも「下見張」や「鎧張」、「羽目板」と呼ばれる素材や手法で用いられてきました。 細長い板状の素材を重ねて外壁を作り上げるため、雨の侵入を防ぐ効果があると昔から指示を得ている手法になります。 外壁塗装によってさらに現代風なデザインになるため、住宅だけでなく店舗にラップサイディングを用いるケースも多くあります。

ラップサイディングはこういう方におすすめ!

ラップサイディングは、なんといってもデザイン性に特徴があります。 アメリカの西海岸風や、カントリー風といった少しレトロでおしゃれな雰囲気のある外観にしたいという方におすすめです。 シンプルなデザインですが、意外と周囲で見かけたことがない方も多いでしょう。 しかし、周辺建物から浮くような奇抜なデザインではありません。 他とは少し違う、被らないデザインが好みの方は、ラップサイディングの外壁は満足できるでしょう。

ラップサイディングのメリット

オリジナルのデザイン性を表現できる

ラップサイディングを外壁に用いると、レトロでおしゃれな雰囲気のある外観に仕上がります。 他の外壁材には表現できない、オリジナルのデザイン性があることがメリットの一つです。 板状の素材を重ねて張りますので、独特の陰影が現れます。 光の当たり方や加減によって、様々な表情を見ることができます。 飽きが来ず、長く愛される外観を作り上げることができるでしょう。

自然環境に溶け込みやすい

ラップサイディングの外壁は、自然環境に溶け込みやすい素朴さがあります。 木々や田畑に囲まれた地域にも馴染みやすいデザインとなるでしょう。 海辺が近い場合も、アメリカンな雰囲気になりおしゃれに仕上がります。 日本のあらゆる地域に馴染みやすい外壁材なので、施工後の仕上がりに満足できるでしょう。

コーキング箇所が少ない

ラップサイディングは、サイディング材の一種ではありますが、素材を一枚ずつ重ねて張るため隙間となるコーキングの箇所が少ないです。 サイディングのコーキング部分は、紫外線の影響を受けやすいため、劣化しやすいという特徴があります。 放置しておくと、剥がれ落ちてしまい、雨漏りの原因に繋がってしまうというリスクがあります。 ラップサイディングはコーキングが必要な部分が窓周りのみです。 劣化してしまいやすいコーキングは、定期的にメンテナンスが必要となりますが、元々コーキング箇所が少ないラップサイディングはメンテナンス頻度を抑えることができます。 他のサイディング外壁と比べても、メンテナンスに掛かる費用も抑えられるでしょう。

ラップサイディングのデメリット

初期費用が高くなる

ラップサイディングは、人件費や経費をトータルすると他の外壁材に比べて初期費用が高くなるという点がデメリットとして挙げられます。 なぜ、初期費用が高くなるかというと、一枚ずつ素材を重ね張りして仕上げていくため、手間が掛かり、施工期間が長くなってしまうからです。 窯業系のサイディング材と比較すると、施工費が1.5倍高くなる場合もあります。 一方で、メンテナンス頻度が抑えられるという特徴がありますので、長期的に見るとコストパフォーマンスが高い外壁材であると言えるでしょう。 ラップサイディングを用いる場合は、施工でどのぐらい費用が必要となるのかを事前に確認することが大事です。

供給メーカーが少ない

ラップサイディングは、日本国内の供給メーカーが少ない外壁材として知られています。 サイディングボードを扱っているメーカーは数多くありますが、これに比べるとラップサイディングを取り扱っているメーカーはそれほど多くありません。 ラップサイディングの有名なメーカーとしては、「東レ建設株式会社」があります。 そのため、費用や素材の比較がしづらい部分があるでしょう。 ラップサイディングを選ぶ際には、業者とよく相談をして選定するようにしましょう。

施工が難しく業者選びが重要

ラップサイディングは、施工が難しいことも特徴として挙げられます。 そのため、業者の選定が難しいことがデメリットになります。 外壁に起きてしまう劣化症状のなかには、施工不良が原因というケースも少なくありません。 綺麗な仕上がりになったとしても、すぐにひび割れや塗膜の剥がれなどが起きてしまい、再度施工を行わなければならないという事態も起こり得ます。 ラップサイディングの外壁にしたい場合は、事例があり、保証期間も設けている優良業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

ラップサイディングは外壁サイディング材の一種で、一枚ずつ重ねて張る施工法を用います。 独特の陰影が出て、ラップサイディングにしか表せないデザイン性があります。 レトロで味わい深い雰囲気の外観に仕上げたい方におすすめです。 コーキング箇所が少ないため、他の外壁材に比べてメンテナンス頻度を抑えられるでしょう。 丈夫でオリジナル性の高いデザインの住宅に仕上げたい方は、ぜひラップサイディングを検討してみてください。
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