近所の病院で院内感染が起きて「ウイルスはすぐそこまで来ているんだな」と感じています。
この難局を乗り越える為に命懸けで対峙してくださる医療従事者の皆様に多大なる感謝を申し上げます。
今回は出だしとは違いますが、サイディング住宅の要、コーキング(シーリング)いわゆる目地の劣化状況をお話ししたいと思います。
症状別 軽い順です。
▲目地の厚みが減り、肉痩せしている状態
新築時、または前回打ち換え後から紫外線などを浴びている目地材は少しずつ痩せて行き厚みが無くなっていきます。
▲目地材の表面に細かなヒビが入り、次第にヒビが大きくなっていきます。
紫外線などを浴びた目地材は少しずつ硬化もしていきます。柔軟性が無くなってきている証拠ですね。
目地材はサイディングの隙間を埋めているだけではなく、建物の揺れを吸収してくれる役割も受け持ちます。
その寿命は一般的に8年前後です。
目地自身の硬さが揺れを吸収できなくなってきているサインでもあります。
▲ヒビが悪化して破断と呼ばれる現象です。青いボンドブレーカーと呼ばれる部材が見えています。
ここまで来ると青い部分が見えているので、飛び込みの業者がピンポンピンポンと来ることも多いと思います。
「目地が開いてしまって、そこから水が入ってしまいますよ!」
こんなことを言われた方も多いと思いますが、実は言い得ています。
「驚かすだけ驚かして行くのよ」という意見も聞きますが、もう一度言います。言い得ているのです。
先程も書きましたが、目地材は「サイディングの隙間を埋めてくれる」部材です。
埋める=入れたくない物がある、入ると不都合な物がある
それは 水(水分)です。
(すごく簡単に解説)
窯業系サイディングは主にセメントと木質系成分を混ぜて成形されている基材です。
ここに外から雨水が入ってくると反りが発生し、太陽光や熱によって乾燥を繰り返すと反りが大きくなります。
結果として、サイディングが一部反って浮いているとか、釘が打ってある近くが割れたなど症状が大きくなる可能性があります。
▲破断を放置すると…
写真の症状の場合、黒ずみが見受けられます。
黒ずみ=黒カビで、考えられることは水が廻っている可能性があります。
上の項目で書いた以外に、水が廻るとサイディングがグズグズになってしまい取り返しがつかないなんてこともあるのです。
建物の中に雨水が入っていない、漏れてこないと思っていらっしゃる方も見受けますが、
中に入ってこなくても建物にダメージを与えるには十分なのです。
このブログ内でも何度も書いていますが、一廻り家を見てあげてください。大事な住宅を長持ちさせるためにも是非お願いします。
プロに判断してもらおうと電話して頂いて構いませんので、是非、喜多建設もその中に加えてもらえればと思います。
宜しくお願い致します。
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