外壁塗装が失敗する原因は?参考画像で学ぶ注意点と成功のポイント

Q.

外壁塗装が失敗する原因を教えてください!

正しいタイミングで外壁塗装を行うことにより家は守られ、長持ちします。ですが、外壁塗装に失敗してしまうことがあると聞き、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

そこで、これから外壁塗装をしたいと考えている方のため、失敗する原因や、失敗につながりやすいポイントを画像付きで紹介していきます。

平林

外壁塗装はうまくいくことがあれば、失敗して後悔につながってしまうこともあります。
外壁塗装を成功させるためには、失敗する原因や、どのようなことが問題になるのか理解しておくことが重要です。
特に多いのが色選びに関する失敗ではありますが、他にも注意しておかなければならないことが多々あります。

外壁塗装が失敗する原因とは?

外壁塗装が失敗する大きな原因として挙げられるのが、色選び、業者選び、各種確認不足です。それぞれ解説します。

事前の色選び

外壁をどのような色にするかは非常に難しいポイントです。 単純に好きな色を選んでしまうと、実際に仕上がった時に「何となくイメージと違う」と感じることがあるので、慎重に決めることが重要です。 色に関する具体的な失敗例は後ほど参考画像付きで詳しく紹介していきます。

依頼する業者選び

外壁塗装で注意して選ばなければならないのが、施工を依頼する業者です。外壁塗装を美しく仕上げるためには、職人の技術が重要です。 そのため、実績があり、信頼できる業者選びをすることが重要です。   中には、悪徳業者もいるので、業者選びを間違えてしまうと相場を大きく上回る金額を請求されたり、さらなるトラブルにつながったりすることも考えられます。

周辺環境や近隣住民などについての確認不足

塗装の色を考える際は、ご自身の家だけを考えるのではなく、周辺環境との相性についても検討しなければなりません。 明らかにその家だけ浮いて見えるような状態になってしまうと、場合によっては近隣住民から苦情が寄せられる恐れもあります。 地域によっては、その地域ならではの規定や協定を定めており、外壁塗装した結果ルールに違反していると判断されると罰金が科される可能性もあるため、特に注意しましょう。

外壁塗装の参考画像付きの失敗例

ここでは、実際にどういった場合に外壁塗装が失敗しやすいのか参考画像付きで紹介していきます。 失敗例を理解しておくとどのようなことに注意しなければならないかも見えてくるので、ぜひご覧ください。

塗膜の剥がれやむら

塗装業者側の不備によって発生することがあるのが、塗膜の剥がれやむらです。 中には、塗装してから数ヶ月~1年程度しか経っていないのに塗膜が剥がれてしまうこともあります。 通常、適切に塗装が行われていれば、1年程度で塗膜が剥がれてしまうことはありません。 そのため、このような失敗が発生してしまった場合は、業者によるミスや手抜き工事といった施工不良が原因と考えられます。

汚れが目立つ仕上がりになった

特に明るい色の外壁を選んだ場合、塗装してそれほど時間が経過していないのに汚れが目立つようになってしまうことがあります。 対策としては、汚れが目立ちにくい色を選ぶと良いですね。ただ、濃い色であれば汚れが目立たないわけではありません。 黒に近い色も色の薄い汚れがついた際に目立ちやすくなってしまいます。グレーやベージュのような中間色が良いでしょう。

考えていた色やデザインが違った

事前に考えていた通りの仕上がりにならず、失敗したと感じることがあります。 お願いしていた色・デザインと全く違う場合は保証の対象となる可能性が高いので、業者に確認しましょう。 施工は正しいもののイメージと違う仕上がりになってしまうこともありますが、事前の確認不足が大きな理由です。

周辺の住宅や景観、環境に合わない色で行った

その建物だけで見た時は問題がないものの、塗料の色によっては周囲の景観も合わせてみると一軒だけ浮いて見えてしまうことがあります。 外壁の色を決める前に、周囲の外壁や屋根がどのような色になっているのかチェックしておくと失敗しにくいでしょう。

近隣住民からクレームが来た

クレームとしてよくあるのが、工事の音や作業員がうるさい、ゴミや塗料が飛び散っているといったものです。 ですが、外壁塗装では高圧洗浄機を使ったり足場を組んだりすることもあり、大きな音が出るのは避けられません。 クレームが出なかったとしても近隣住民の方々には迷惑をかけてしまったり、ストレスを与えてしまったりする恐れがあります。 施工の担当者が周囲に挨拶回りをすることでクレームを抑える効果が期待できますよ。 その際、施工主本人も一緒に挨拶に行き、迷惑をかけてしまうことをあらかじめ謝罪しておくのも一つの方法です。

不備を追求して、追加の費用を請求された

施工に問題があったため対応を依頼したところ、その分の追加費用を請求されてしまうトラブルがあります。 保証やアフターフォローが十分に用意されていないケースに多いトラブルです。 なお、保証やアフターフォローが用意されていたとしても、必ずしも無償で対応してもらえるとは限りません。 事前によく確認をしておきましょう。

相場を確認せず、高い金額で依頼した

相場よりも明らかに高い金額で契約してしまうのも、よくある失敗例の一つです。 まずは相場を知るため、相見積もりを取りましょう。 もちろん、安ければ安いほど良いとは言えません。 相場よりも極端に安い場合は保証やアフターフォローが用意されていなかったり、手抜き工事をされたりする恐れがあるためです。 相見積もりをして相場を知り、その範囲内から大きく外れない料金設定の業者を選ぶと良いでしょう。

悪徳業者に依頼した

依頼した業者が悪徳で高額を請求された、施工に問題がある、施工後に問題が発生したものの連絡がつかないといったことがあります。 評判や口コミで評価をよく確認した上で業者選びをしましょう。 契約書の内容もよく確認しておくことが重要です。 何となく怪しいと感じたり、説明が分かりにくかったりする業者は、信用できません。 これまでの実績などもあわせて確認してみてください。

外壁塗装で失敗しないためのポイント

外壁塗装における失敗を避けるためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。ここでは特に重要なポイントを7つ解説するので、チェックしてみてください。

外装塗装を行う時期に注意する

一つの目安として、塗料の耐用年数は10年程度なので、外壁塗装は新築から10年程度経過したあたりを目安に行いましょう 。ただし、どの塗料を選択するのかによって耐用年数は大きく異なります。以下は目安です。
塗料 耐用年数の目安
無機塗料 20~25年
フッ素塗料 15~20年
シリコン塗料 10~15年
ウレタン塗料 8~10年
アクリル塗料 5~8年
アクリル塗料は安いのが魅力ではありますが、耐用年数が短いので、頻繁に塗り替えを行わなければなりません。 外壁塗装を行うと費用がかかることになるので、できるだけ先延ばしにしたいと考える方もいるでしょう。 ですが、大きく外壁が劣化した状態で放置してしまうと、家の寿命が縮んでしまうことにもなりかねません。適切な時期に外壁塗装を行うことが重要です。

色同士の相性や周辺住宅・環境についても考慮

外壁塗装の失敗としてよくあるのが、相性の悪い色や周辺住宅・環境と合わない色を選ぶことです。 好きな色同士を組み合わせたいと考えたとしても、その色同士の相性が悪い場合は仕上がりに問題が発生してしまう可能性があるので、注意しましょう。 また「自分の家なので好きに塗りたい」と考える方もいますが、周辺住宅や環境から浮いてしまうと悪目立ちしてしまい、場合によっては暮らしにくさを感じてしまうこともあるはずです。 仕上がりの結果、色に問題があったとしても費用のこともあり、なかなか簡単にやり直しはできません。 周囲に溶け込むかは仕上げてみないと分からない部分もありますが、このようなトラブルにつながらないように、色同士の相性や周辺住宅・環境についてもよく考慮しておきましょう。

カラーシミュレーションを活用する

色に関する失敗を避けるため、ぜひ活用したいのがカラーシミュレーションです。 多くの場合、塗装業者でカラーシミュレーションを用意しています。 具体的な色みが分かるようになるので、仕上がりをイメージしやすくなるでしょう。 カラーシミュレーションを行う際も、外壁塗装を行うご自身の家のみで考えるのではなく、周囲の環境に溶け込むか検討しなければなりません。 特に、周囲の建物や住宅が明るい色ばかりなのに、暗い色や派手な色を選んでしまうと、浮いてしまう可能性が高くなるので注意しましょう。 また、色選びをする際は時間帯によって見え方が異なることにも注意が必要です。 可能であれば太陽光の下で朝昼晩カラーシミュレーションを行いましょう。 室内の蛍光灯の下でサンプルをチェックしても正しく判断するのは難しいと言えます。

相見積もりを依頼する

相見積もりとは、複数の塗装業者に対して見積もりを依頼することです。 相見積もりは必ず行ったほうが良いでしょう。 たとえば、1社のみから見積もりを取ったとしても、その業者による見積書が他の業者と比較して高いのか、安いのか判断できません。 場合によっては相場よりも大幅に高額な料金設定の業者を選んでしまう恐れがあります。 相見積もりする業者が多くなるほど手間や時間もかかりますが、業者選びに失敗するリスクを抑えるためにも重要です。 可能であれば3社ほどに見積もりを取り、それぞれから提出された見積もりを比較しましょう。 中には安い見積もりを出して契約を取ったあとに、あれこれ追加費用を請求してくる業者もいます。 提示された見積にはすべての費用が含まれているのかについても確認しておくと良いでしょう。

業者をリサーチして比較する

業者を比較するポイントは、相見積もりだけではありません。 今はインターネットで手軽に情報を収集できる時代です。 事前にしっかり業者をリサーチした上で比較しておきましょう。 まず確認しておきたいのが、業者のホームページです。 ほとんどの業者はホームページを持っており、施工事例やお客様の声などの情報を掲載しています。 ここからどのような品質や対応が期待できるのかも見えてくるでしょう。 それから、口コミでの評判を確認することも重要です。 実際にその業者を利用した方の声をチェックしましょう。 一方で、これらの情報が全く出てこない業者の場合、評価から判断ができないのでどのような業者なのか分かりません。 必ずしも悪質業者とは言えませんが、情報収集ができない会社はリスクを抑えるためにも避けておきましょう。

訪問営業からの契約は避ける

訪問営業から契約するのはおすすめできません。 ある日、塗装業者を名乗る人が訪ねてきて「外壁の状態が非常に悪いので今すぐ塗装したほうが良い」と営業をかけてくることがあります。 「今すぐ工事をしないと大変なことになる」「今日契約してくれれば安くできる」と言われると、焦って契約を検討してしまうこともあるでしょう。 ですが、その場で契約してしまうと業者のリサーチができません。 特に契約を焦らせるために不安をあおる言葉ばかりを並べる業者は要注意ですね。 仮にその場で契約をすればかなり安くなるとしても、契約することは避けましょう。 場合によってはまだ外壁塗装の必要性がないにもかかわらず、契約を勧めてくる業者もいます。 トラブルにつながることを避けるためにも特に注意したいポイントです。

保証やアフターフォローなどのサービスについて確認する

外壁塗装に関してどのような保証やアフターフォローが用意されているかを必ず確認しておきましょう。 どれだけ技術力が高く、丁寧な施工を行っていたとしても思いがけないトラブルが発生することは考えられます。 そのような場合でも、保証やアフターフォローが充実している会社であれば、しっかりと対応してもらえるので安心につながるでしょう。 どのようなトラブルに対し、どこまで対応してくれるのか確認しておくことが重要です。 保証やアフターフォローは用意されているものの、対象となる範囲が非常に限られていたり、数ヶ月程度しか保証が受けられなかったりするようだと、利用しようとした時に対象外となってしまう恐れがあります。 保証・アフターフォローの内容についてもよく確認しておいてください。

失敗例を画像で確認しておこう

いかがだったでしょうか。外壁塗装ではどのような失敗例があるのかについて、押さえておきたいポイントを参考画像も含めて紹介しました。 どういったことに注意すれば良いのかご理解いただけたのではないでしょうか。外壁塗装は頻繁に行うものではありませんが、だからこそ慎重に検討が必要です。   喜多建設では、外壁塗装や外壁リフォームを行っています。熟練の職人による丁寧な塗装を強みとしているので、外壁塗装をご検討中の方はぜひご相談ください。

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何でもお気軽にお問合せください。

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