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外壁塗装でローンを利用するメリット・デメリットを教えてください!
外壁は範囲が広いこともあり、塗装を行うと費用が高くついてしまいます。現金で費用を用意するのが難しいため、ローンの利用を検討している方もいるでしょう。しかし、「なんとなく不安がある」「利用するか悩んでいる」という状態だとなかなか検討できません。
そこで、ローンの利用を検討している方のため、外壁塗装でローンを利用する場合はどういったメリット・デメリットがあるのかを解説します。この記事を読むことでローンの組み方や向いている人も分かるようになるので、ぜひ参考にしてください。
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保険やお金のこと
外壁塗装の費用を現金で用意できない場合に活用したいのが、ローンです。月々の費用負担を抑えながら塗装を検討できます。ただし、ローンを利用する以上は審査がありますし、その他デメリットも確認しておかなければなりません。銀行や住宅ローンの借入先、外壁塗装の業者などに対しても相談が可能なので、必要な場合は利用を検討してみると良いでしょう。
外壁塗装のローンとは?
外壁塗装ではローンを使用することが可能です。ローンとは、一般的な住宅ローンなどと同様のものであり、外壁塗装で利用可能なローンとしては、リフォームローンや使い道が限定されていないフリーローンが挙げられます。返済期間を設定し、毎月一定額を支払う仕組みです。一括で支払うのと比較すると家計への負担が少なくて済むため、一括での支払いが難しい方はローンの利用を検討してみると良いでしょう。ただし、金融機関による審査を受け、それを通過した人でなければ利用はできません。それから、外壁塗装は10年おきを目安に行わなければならない点に注意が必要です。返済期間を長く設定しすぎると、前回の塗装費用を完済する前に新たな外壁塗装が必要になる場合があります。外壁塗装のローンを使用するメリット
外壁塗装のローンを利用するメリットとして、外壁塗装時にまとまった資金が必要ないこと、工事費用を節約できること、資金を手元に残しておけることなどが挙げられます。それぞれ解説します。手元にまとまった資金がなくても外壁塗装を依頼できる
外壁塗装のローンは、今すぐにまとまった自己資金は用意できないけれど、できるだけ早く外壁塗装をしなければならないといった場合にも可能です。ローンの基本的な仕組みは金融機関から融資を受けて目的を果たし、金融機関に対しては毎月分割して支払い(返済)を行っていくものです。外壁塗装は基本的にコンパクトハウスであっても500,000円以上の費用がかかることになります。そのため、選択する塗料や外壁塗装を行う範囲によっては軽く100万円を超えてしまうケースも珍しくありません。この金額を一括で支払うのは難しい方も多いのではないでしょうか。可能であれば外壁塗装で必要なお金を貯めておけば良いのですが、それができない場合もローンをうまく活用していきましょう。工事費用を節約できる
ローン利用して早期に外壁塗装を行うことで、結果的に工事費用を節約できるケースがあります。そもそも、外壁塗装が必要なのは徐々に塗料が劣化し、外壁としての役割を果たさなくなってしまうためです。外壁塗装には外観としての役割だけではなく、雨水の浸入を防いだり、住まいを紫外線から保護したりする役割があります。そのため、外壁塗装が劣化した状態で放置するのは良くありません。外壁塗装の費用が用意できないからと放置してしまうと、結果的にローンを利用して早期に対応した場合よりも外壁などの修理費用がかかってしまう恐れがあります。できるだけ費用を節約したいと考えている方こそ、ローンの利用を検討してみると良いですね。資金を手元に残しておける
ローンを利用することなく外壁塗装に必要な費用を支払う場合、まとまった額の資金が減ってしまうことになります。もちろん、外壁塗装費用を支払っても十分な蓄えがある場合は大きな問題にはなりません。ですが、あまり余裕がない中で資金が大きく減ってしまうと、不安を感じることもあるでしょう。また、いつ何があるか分からないので、外壁塗装費用を支払ったあと、別件で大きな出費が必要になる可能性も考えられます。ローンを利用しておけば毎月少しずつ支払いを行う形にできるため、手元の資金が大きく減ることはありません。これも大きなメリットです。外壁塗装のローンを使用するデメリット
外壁塗装のローンを利用したいと考えている方は、デメリットについてもよく確認しておくことが重要です。特に以下の3点に注意してみてください。金利が発生する
ローンを利用する場合、借りたお金に対して発生する金利も支払わなければなりません。そのため、一括で支払った場合と比較すると、ローンを利用した方が総合的にみて支払う金額が大きくなります。具体的な金利については、どこでローンを組むかによって異なるので、よく確認しておきましょう。以下は目安です。 【ローン金利の目安】-
リフォーム会社提携ローン3~9%
- 無担保リフォームローン:3~9%
- 有担保リフォームローン:1~3%
返済計画を慎重に考える必要がある
どのような形で返済を行っていくのかもしっかりと考えておきましょう。たとえば、毎月何とか返済できる金額でローンを組んでしまうと、急な出費などがあった際に対応できなくなってしまう恐れがあります。現在の状況が今後も確実に続いていくとは限りません。収入が増えることもあれば、病気やケガなどによって働けなくなってしまうこともあるでしょう。また、ライフプランを考えることも欠かせません。子どもがいる場合、進学のタイミングで大きな出費を伴うこともあるため、注意しましょう。将来的なことも十分考えた上で返済計画を立てていくことが重要です。借り入れには審査がある
外壁塗装に必要な費用を確保するためにローンを申し込むと、先に審査が行われることになります。この審査は、その人がローンを組んだとき、問題なく返済していけるかを調べるためのものです。審査で評価されるのは、年齢や勤務先、年収、雇用形態、健康状態などで、具体的な項目は金融機関によって異なります。無理な金額でローンを組もうとすると返済能力に見合わないと判断されて審査に落ちてしまう恐れがあるため、注意が必要です。事前に返済額のシミュレーションを行うなどして無理のない形でローンを申し込むようにしましょう。なお、残念ながら審査に通らなかった場合はローンを組めなくなってしまうため、その他の方法で外壁塗装の費用を用意しなければなりません。外壁塗装ローンのシミュレーション
返済計画を考えるためには、事前にローンに関するシミュレーションを行っておくことが欠かせません。金融機関によってローンの金利は変わりますが、ここでは平均的な利息として2.5%を設定して利息と返済額をシミュレーションします。元利均等方式での返済で100万円借りた場合、3~10年の返済計画を立てると以下の通りです。なお、ボーナス月の返済はなしで想定しています。返済期間 | 月々の返済額 | 年間返済額 | 総返済額 |
3年(36回払い) | 28,861円 | 346,332円 | 1,038,996円 |
5年(60回払い) | 17,747円 | 212,964円 | 1,064,820円 |
10年(120回払い) | 9,426円 | 113,112円 | 1,131,120円 |
外壁塗装でローンを組む方法
外壁塗装のローンを組む場合、いくつかの選択肢があります。ここでは、代表的な選択肢を4つ紹介するので、ご自身に適したものを選んでみてください。銀行に相談
できるだけ金利が安いところを選択したいと考えているのであれば、銀行系のローンがおすすめです。有担保ローンと無担保ローンの2種類が用意されており、このうち有担保ローンは他の選択肢と比較して金利を大きく抑えられます。場合によっては1%以下となることもあるほどです。しかし、担保にできるものがなければ選択できません。また、登記費用や手数料などが高くついてしまうこともあるため、具体的にいくらかかるか事前に確認しておきましょう。銀行の中でも無担保ローンであれば手続きが少ないため、審査期間も短くなりますよ。住宅ローンの借入先に相談
住宅ローンを利用中の方は、その借入先に相談してみるのも一つの方法です。すでに住宅ローンを組んでいる場合は一度審査を通っていることになるので、追加で借り入れしやすい状況であることが期待できます。ただし、現在組んでいる住宅ローンの金利が高い場合はおすすめできません。場合によっては、住宅ローンと外壁塗装の資金を合わせて低金利の住宅ローンで借り換えるのも良いでしょう。なお、すべての住宅ローンで外壁塗装の費用として利用できるローンが用意されているわけではありません。外壁塗装の業者に相談
施工を依頼する外壁塗装の業者に相談する方法も一般的です。中にはローン会社と提携していてスムーズな手続きにつなげている業者もあります。ただし、高めの金利設定となっているところも少なくありません。金利や、その他細かい部分まで確認した上で検討しましょう。自分で信販会社を探してローンを組む
少し手間はかかりますが、自身で信販会社を探し、ローンを組むことも可能です。利用する信販会社によって金利が異なるので、事前にしっかり情報を収集できる方に向いています。一般的には手続きがスムーズであり、審査結果も速く分かるのが特徴です。また、借入金額によってポイントを貯められる制度を用意しているところもあります。外壁塗装のローンの利用が向いている人
一括で支払うのは不可能ではないものの、ローンを利用しようか悩んでいるといった方もいるのではないでしょうか。そこで、どのような人に外壁塗装のローンが向いているのか紹介していきます。貯金をできるだけ崩したくない人
何かあったときのために備えている貯金をできるだけ崩したくないと考えている方には、ローンの利用が向いています。たとえば、将来子どもにかかる費用を少しずつ貯金している方もいるでしょう。その貯金分から外壁塗装の費用を支払うことが可能だったとしても、貯金が大きく減り、将来的な計画が狂ってしまいます。ローンを利用することによって手元にお金を残すことが可能です。より高品質な塗料での塗装をしたい人
外壁塗装で利用可能な塗料には、さまざまな種類があります。機能性が優れているものほど高額になりやすいのですが、ローンを利用すれば外壁塗装費用が高くついてしまったとしても月々の支払い負担を抑えられるでしょう。外壁塗装には、紫外線や雨などから家を守る大切な役割があります。ですが、どの塗料を選択するのかによって機能性が大きく異なるので慎重な判断が必要です。たとえば、ウレタン塗料は価格と機能のバランスに優れていますが耐久性はそれほど高くありません。シリコン塗料についても耐久性が高いとはいえないため、10年未満での塗り替えが必要になることもあります。一方、フッ素塗料や無機塗料は耐久性が非常に高いのですが、高価なのがデメリットです。しかし、ローンを利用すればこれらの塗料も検討しやすくなるでしょう。塗装費用が想定よりも高額になってしまった人
もともとは外壁塗装の費用を一括払いで支払うつもりでいたものの、見積もりを取ってみたところ想定よりも費用が高額になってしまったケースもあります。こういったケースでもローンを活用すると良いでしょう。たとえば、外壁塗装を依頼しようと現地調査をしてもらった結果、他に修理工事が必要な箇所が見つかることもあります。こういったケースでは外壁塗装だけを行っても十分に家を守れないため、追加工事を検討しなければなりません。行う工事の内容によっては高額になってしまうこともあるため、無理をして一括で支払うのではなく、ローンを検討してみると良いですね。ローンを利用すれば外壁塗装を検討しやすくなる
いかがだったでしょうか。外壁塗装で利用可能なローンについて紹介しました。メリットやデメリットについてもご理解いただけたのではないでしょうか。資金的な余裕がないため外壁塗装をしようか悩んでいる方にとって、ローンは非常に便利なサービスです。ただし、金利のことも考えて利用を検討していきましょう。喜多建設では各種クレジットカードに対応しているほか、リフォームローンの利用についてもご相談いただけます。大正3年創業の会社でありでこれまで多くの塗り替え実績もございますので、ぜひご相談ください。
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