外壁塗装のお金がないときの対処法5つ|失敗事例も紹介

Q.

外壁塗装のお金がないときはどうすればいい?費用をケチるとどんなリスクがある?

外壁塗装をするお金がないからと、工事を先延ばしにするのは良くありません。家の劣化がどんどん進み、結果的に倍以上の修繕費がかかってしまう恐れがあります。

とはいえ、やはり高額な外壁塗装。できるだけ出費はおさえたいですよね。

そこで今回は、外壁塗装のお金がないときの対処法についてご紹介します。

秋山

外壁塗装をするお金がないときは、リフォームローンや自治体の助成金・補助金などを積極的に活用しましょう。
外壁を塗装せず放置すると、壁の下地が傷んだり、住宅の一部が腐食したりといった大きなトラブルに発展する恐れがあります。結果的に、塗装費用の数倍の修繕費がかかってしまうかもしれません。
以下の記事で、詳しくご紹介します。

外壁塗装はいくらかかる?

外壁塗装の相場は、1坪あたり約3万~4万円です。30坪の住宅を外壁塗装する場合、90万~120万円ほどかかる計算になります。 これだけのお金を工面するのは大変ですよね。とはいえ、外壁塗装を先延ばしにすれば、家の機能性や寿命が損なわれる恐れも。大掛かりな修繕工事が必要になり、より高額な出費が発生してしまうかもしれません。

外壁塗装をするお金がないときの対処法5つ

外壁塗装をするお金がないからと、不慣れにもかかわらずDIYで済ませようとしたり、料金が異常に安い業者と契約したりするのはNGです。お金の問題は解決できても、最終的なクオリティに問題が発生するかもしれません。 まとまったお金を用意するのが難しい場合でも、以下の方法で対処できる可能性があります。
  • ・リフォームローンを利用する
  • ・火災保険を使う
  • ・助成金や補助金を申請する
  • ・部分的な補修にとどめる
  • ・塗料のグレードを下げる

リフォームローンを利用する

リフォームローンは、家の増改築や修繕などに利用できるローンです。「リフォーム」を目的としたものなので、新築工事では利用できません。 リフォームローンには無担保型と担保型(有担保型)の2種類があります。 無担保型は審査が早く、保証人なども原則不要です。必要書類も担保型より少なくて済みます。ただし、担保がないため、借入額が少なく金利も高い傾向があり、返済期間も短いです。 一方、担保型では、無担保型よりも安い金利で多くのお金を借りられます。しかし、手続きが多く、審査にも時間がかかる点には注意しましょう。また、ローンの返済が難しくなった場合、担保を失うリスクもあります。 いずれにせよ金利は発生しますが、お金を貯めて数年後に外壁塗装をするのであれば、リフォームローンを組んですぐに工事した方が、トータルでの出費は抑えられるかもしれません。 リフォームローンを利用する際は、住宅ローンを組んでいる銀行や、外壁塗装を依頼する業者に相談してみてください。

火災保険を使う

台風や大雪、雹などの自然災害によって住宅がダメージを受けた場合、火災保険が下りる可能性があります。この保険金を外壁塗装費に充てるのも一つの手でしょう。 ただし、火災保険が適用されるのは、自然災害の影響と認められた部分だけです。甚大な被害を受けていない限り、外壁塗装費を0円にするほどの保険金が下りることはありません。 とはいえ、外壁塗装費の一部を火災保険で補える可能性があることは確かです。塗装業者に見積もりをお願いする際は、火災保険の適用可否や適用範囲も調べてもらうと良いでしょう。

助成金や補助金を申請する

地域によっては、外壁塗装に助成金・補助金が適用されます。内容は自治体によって異なるため、詳細はお住いの市区町村の公式HPを確認してください。 地域によって差はあるものの、大抵はリフォーム金額の10~20%(10万~30万円が上限)程度の助成金・補助金が出ます。また、施工業者や対象となる工事内容が指定されているケースも。税金の滞納の有無がチェックされることもあります。 助成金・補助金は工事の着工前に申請しなければいけません。外壁塗装を決めたら、早めに申し込みましょう。 なお、お金を受け取れるのは工事完了後です。工事前に受け取ることはできないので気を付けてください。

部分的な補修にとどめる

今の段階で必須ではない工事を省いてもらうことで、費用を安く抑えることができます。 例えば建物の美観には多少の問題があるものの、機能性にはあまり支障がない部分は、今回の補修対象からは外してもらいましょう。 ただし、これはどうしてもお金がないときの妥協案です。プロである業者から「部分補修で対処するのは難しい」と言われた場合は、リフォームローンを利用するなど、他の方法を検討してくださいね。

塗料のグレードを下げる

おすすめはできませんが、塗料のグレードを下げることでも、外壁塗装の費用を下げることはできます。 ただし、塗料のグレードを下げれば、耐用年数も下がることは覚えておきましょう。再塗装が必要になるまでの期間が短くなるため、長い目で見れば、トータルコストが高く付くかもしれません。 劣化が比較的遅い部分だけ塗料のグレードを下げるなど、業者とよく相談した上で決めてくださいね。

外壁塗装のお金がないときにやってしまいがちな失敗

外壁塗装をするお金がないからと、未経験であるにもかかわらず自力で補修するのはおすすめできません。DIYでは、なかなかプロのようには仕上がらないものです。上手くできているように見えても、ほんの数年で塗装が剝がれてしまうことも……。 また、外壁を塗装せず、長期間にわたって放置するのも良くありません。美観が損なわれるだけでなく、壁の下地が傷んだり、住宅の一部が腐食したりといったトラブルに発展する恐れがあります。結果的に、塗装費用の数倍の修繕費がかかってしまうかもしれません。 家の劣化が進む前に適切なメンテナンスをすることで、トータルコストを抑えることができますよ。

まとめ

外壁塗装には大きなお金がかかりますが、リフォームローンや助成金・補助金、火災保険などを利用することで、経済的な負担を軽くすることができます。 また、次回の外壁塗装資金を普段から貯めておくことも大切です。毎月、数千円ずつ貯金していけば、10年後には数十万円になっています。 次回の塗装時に「お金がない!」と困らないように、今からできることを始めておきましょう。
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