現場の真髄

フットワークの軽さがカギ!訪問検査時に発見した不具合の補修

■2020/04/22 フットワークの軽さがカギ!訪問検査時に発見した不具合の補修
今回の現場は2年前にお世話になった方の訪問検査で発見した不具合箇所の補修です。

検査してみて、どうやらお風呂場のサッシから水が垂れて外壁が少し荒れている様子。

普段は私一人なのですが、今回は喜多社長自ら補修しますので、こんな機会は滅多に無いので私は写真を撮りながら勉強させていただきました。

それでは補修の様子を写真特盛りでお届けいたします。
お風呂場廻りのサッシから水が垂れてくる
まずは該当箇所を確認していきます。

お風呂場のサッシなので結露が溜まり、水が外に排出される仕組みです。

排出される場所が外壁に近いことが主な原因なので、水の流れ方を変えなければなりません。
思っているより水気があるサッシ廻り
サッシには結露がたまりやすい物なので、結構トラブルがあったりします。

しかし「塗装でこうなったのでは無いので」とは言わないのが喜多建設です。
汚れを丁寧に落として行きます
まずはサッシ廻りを綺麗に水洗いをしていきます。埃やドロなどを落として下準備をします。
水気を拭き取って乾燥させます
水洗いの次は拭き取りをして、乾燥させていきます。

埃が無いか、汚れが無いかなどを隅々まで見て、触って確認します。
養生をして作業の準備をしていきます
次は養生です。
もちろん外壁を汚さないのもありますが、傷をつけないなどの保護する意味もあります。
サッシにも養生を施していきます
サッシ自体にも養生をしていきます。
アルミサッシなので傷つきやすく、塗料で汚さないようにして次の工程に行きますよ。
クラック補修にはクイックガードを使用
ここで使うのは「IPクイックガード」を使用。

※強い付着性を持つIPクイックガードは、補修後の塗膜を劣化させる心配がありません。さらにひび割れ補修跡を目立ちにくくさせます。
クイックガードをひび割れに注入します
ひび割れ部分に充填していきます。
どんな補修でもそうですが、使う方のことを考えれば手は抜けないですよね。
クイックガードを注入した箇所
このIPクイックガードは速乾性も持っていますので、乾燥時間も短縮されます。
念には念を入れて乾いていることを確認して下塗りをしていくことにしましょう。
クイックガードの次は下塗りを
使用したのは日本ペイント製のアンダーフィラー弾性エクセルで、微弾性の塗料なので新たなひび割れに対しても追随する性能を持っています。

下塗りをしっかりと乾燥させる為にも、1日目はこれで終了となります。
板金部材の登場でカットしていきます
補修2日目のスタートです。

朝、来る前に購入した板金部材をサッシの横幅に合わせてカットします。
接着にはScotchの超強力両面テープを使用
ここで社長が取り出したのがScotch製の超強力両面テープ。
確かにこのテープは「超強力」と謳っているだけに、しっかりと接着されます。

なんで超強力かわかるかですって?
それは…私も使っていてうっかり床に落としてしまい、剥がそうにもなかなか剥がれなく床材が剥がれてしまって、カミさんに大目玉をもらったことがあるからです!

余談はさておき、次に行きますよ!(必死
板金にテープを貼っていきます
カットした板金の上部にテープを貼っていきます。
しっかりと接着するように均しをして準備完了ですね。
テープが付いた板金をなにやら…
この板金を丁寧に、慎重に貼っていきます。
ここを疎かにすると補修した意味がなくなってしまいます。
板金の次はシリコン製のコーキングが登場
部材を貼り付けたあとはコーキングの登場です。

このサッシ廻りは先にも書きましたが「お風呂場」なので、水を弾くシリコンシーラントを使用。
もちろん色も合わせて「ダークブラウン」を使いました。
コーキング打ちはいつも以上に慎重に
面格子の隙間から確実にこなしていく喜多社長。
コーキングを打ち終わったら均しを行い、余分なコーキングも綺麗に清掃してコーキングは完了。
完成した水切り
どこを補修したか分かりますか?

短かった水切りの長さを板金を貼り付けることによって変更し、水が外に流れるように補修しました。
別角度から見た水切り
下からの画像のほうが見やすいかもしれません。

図を簡単に書きましたが、このような内容になります。
今回の補修の図解です
お風呂場廻りのサッシなので、結露を防ぐことはできません。湿気っちゃいますよね。
なので、結露の水を流す位置を変えることが今回の目的です。
最後に外壁と同じ色を塗装
今回は喜多社長自ら出向いての補修になりました。

ちなみに喜多社長は職人経験者ですので、このような作業もできるのです。

簡単にやっているように見えて、そうではないのですよ。きちんと経験に基づいているのです。
水切りの中も塗装します
新しく追加した板金の後ろ側も塗りこんでいきます。

とにかく丁寧に仕上げる社長です。
全体を確認しながら養生を剥がして完了です
補修の最終段階です。
ひび割れも埋めて、荒れていた外壁も補修しました。
なにより原因を作っていた水切りの長さや厚みを変えて排水の流れを作りました。

最後に施主様にもご確認いただき、また何かあったら遠慮なくご連絡いただければ幸いです。


喜多建設では工事完了したお客様の大事な住宅を定期的に訪問や検査をしています。

これも地域密着ならではのフットワークと自分達が手掛けた作品である責任感が、自然とそのようにさせていきます。

遠方の業者も悪くは無いですが、来るまでに時間がかかる場合が多く「いつになるのか不安」という声を頂くこともあります。

何度も書きますが、地域密着の強さはフットワークの軽さです。
いざという時に駆けつけますので、遠慮なくお電話くださいね。


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