Q.
丈夫な外壁に仕上げる工法は?
吹き付けタイルで外壁塗装をするメリットやデメリットは?
外壁塗装の仕上げ工法は、たくさんの種類があります。
せっかく外壁塗装をするのであれば、耐久性のある外壁に仕上げたいですよね。
これに加えて、デザインが豊富であれば、さらに仕上がりが楽しみでしょう。
そこで今回は、丈夫でデザイン豊富な「吹き付けタイル」についてご紹介します。
メリットやデメリットについてもお伝えしますので、外壁塗装のご参考にしてください。
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業者や技術のこと
吹き付けタイル仕上げ工法がおすすめです。
メリットは、厚みがある丈夫な仕上がりになります。
さらに、デザインが豊富です。
デメリットは、施工時に周囲への配慮が必要であるということです。
以下の記事で、詳しくご紹介します。
外壁塗装「吹き付けタイル」とは?
吹き付けタイルとは、外壁塗装で用いられる仕上げ工法の種類です。 この工法で仕上げた外壁の特徴としては、表面が凸凹になっています。 多くの住宅で使用されているため、この特徴を聞くとどんな外壁か思い浮かぶ方も多いでしょう。 「タイル」というワードが入っていますが、タイルを使用するわけではありません。 吹き付けタイルという名前の由来は、1963年に西ドイツの会社から技術導入した内外装用大版美大タイル「ボンタイル」であると言われています。 吹き付けタイルで仕上げるためには、スプレーガンという工具を使用して、外壁に塗料を吹き付けます。 下塗り・中塗り・上塗りと3層に分けて塗装し、外壁を仕上げていきます。吹き付けタイルの仕上げの種類
吹き付けタイルの仕上げ工法には、2つ種類があります。 中粒仕上げと押さえ仕上げです。 それぞれ詳しく見てみましょう。中粒仕上げ
吹き付けタイルの中粒仕上げとは、スプレーガンで塗料を吹き付けたあと何も手を加えない工法です。 そのため、表面の凸凹に立体感があります。 表面は凸凹していますが、触るとチクチクしておらず、丸みがあり滑らかです。 スプレーガンで吹き付けると、数センチ毎の均等な凸凹模様が作られます。 中粒仕上げは、劣化しても上塗りすることで性能が復活しますが、上塗り材の耐久性が低いというデメリットもあります。押さえ仕上げ
吹き付けタイルの押さえ仕上げは、スプレーガンで塗料を吹き付けたあと、完全に乾く前に上から押しつぶす工法です。 コテやローラーを使用して押さえていきます。 中粒仕上げの外壁は均等な凸凹模様ですが、押さえ仕上げは、粒が押しつぶされたような不規則な凸凹模様が作られます。 吹き付けタイルの外壁では、この押さえ仕上げが人気があります。外壁塗装「吹き付けタイル」のメリット
外壁を吹き付けタイルで仕上げるメリットは、「厚みがあり丈夫である」「汚れが付きにくい」「デザインが豊富」です。 それぞれ詳しく見てみましょう。厚みがあり丈夫である
吹き付けタイルのメリットは、厚みがあり丈夫な外壁に仕上がるということです。 吹き付けタイルで仕上げる場合は、3層に分けて塗装するため塗膜に厚みが出ます。 吹き付け工法には、リシンやスタッコ仕上げがありますが、これらは単層の外壁が仕上がるため、ひび割れが起きやすいという特徴があります。 それに対して、吹き付けタイル仕上げは、厚みがあるためひび割れが起きにくいです。 また、上塗りの工程で耐久性のある塗料を使用することで、外壁の耐久性が高くなります。汚れが付きにくい
吹き付けタイルのメリットは、汚れが付きにくいということです。 吹き付けタイルで仕上げると、タイルのような滑らかな外壁であるため汚れが落ちやすくなります。 リシンやスタッコ仕上げの場合は、表面の凸凹が大きく滑らかな外壁ではありません。 吹き付けタイル仕上げの場合は、凸凹はありますが、リシンやスタッコに比べると小さくツルツルしています。 そのため、外壁の洗浄も簡単にでき、汚れを落としやすいです。デザインが豊富
吹き付けタイルのメリットは、デザインが豊富であるということです。 厚い塗膜になるため、重厚感や高級感のある外壁に仕上がるという特徴があります。 また、上塗りで使用する塗料のカラーバリエーションが豊富です。 そのため、希望の外壁に仕上げることができます。 職人の技術によって、質感や模様が変わるため、さらに素敵なデザインに仕上がるでしょう。外壁塗装「吹き付けタイル」のデメリット
外壁を吹き付けタイルで仕上げるデメリットは、「施工時の機械音が大きい」「塗料が周辺に飛び散りやすい」です。 それぞれ詳しく見てみましょう。施工時の機械音が大きい
吹き付けタイルのデメリットは、施工時の機械音が大きいということです。 吹き付けタイルで使用する工具から発する機械音が大きいため、騒音問題に気をつけなければなりません。 吹き付けタイルで使用する工具は、スプレーガンです。 スプレーガンは空気を圧縮して塗料を噴出するコンプレッサーという機械に取り付けて使用します。 塗料が噴出するたびに音が出るため、近隣住民からクレームが出てしまう可能性があり、注意が必要です。塗料が周辺に飛び散りやすい
吹き付けタイルのデメリットは、塗料が周辺に飛び散りやすいということです。 施工時には、周辺への配慮が欠かせません。 スプレーガンを使用するため、外壁以外に塗料が飛び散りやすいです。 そのため、養生をして塗料が周辺に飛び散らないように工夫をする必要があります。 また、風が強い場合は施工できない場合もあります。 養生をする工程が必要であったり、気候によって施工時間が延びる可能性があるということを把握しておくと良いでしょう。まとめ
吹き付けタイルは、厚みのある丈夫な外壁を作り上げることができます。 また、表面が滑らかな凸凹模様になり、重厚感や高級感のあるデザインに仕上がります。 吹き付けタイルにも種類があり、好みの仕上がりで選択すると良いでしょう。 均等な凸凹模様が好みの方は「中粒仕上げ」、不規則な凸凹模様が好みの方は「押さえ仕上げ」がおすすめです。 どちらも職員の技術によって、さらに素敵な外壁に仕上がります。 施工時には、騒音や塗料が飛び散らないように周辺への配慮に注意しましょう。 丈夫でデザインもこだわりたい方は、吹き付けタイル仕上げを選択してみてはいかがでしょうか。
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