玄関ドアの塗り替えは、いつどのタイミングで依頼すべき?
DIYでも塗り替えは可能?
公開日: 2022年11月02日 / 更新日: 2025年03月29日
住宅の顔である玄関は、特に人の目に付く場所であるため、劣化していると気になりますよね。
玄関ドアも外壁や屋根と同様に、塗り替えが必要となる時期があります。
なかには、外壁や屋根のように大きな面積ではないため、DIYでできるのではと思う方もいるでしょう。
そこで今回は、玄関ドアの塗り替えが必要なタイミングや費用相場、施工の流れについてご紹介します。


ドア全体がくすんだり、傷や塗装の剥がれがある場合、あるいは割れている部分を見つけた際は塗り替えが必要です。
玄関ドアの塗り替えは、専門的な知識や技術、道具が必要となりますので業者に依頼することをお勧めします。
以下の記事で、詳しくご紹介します。
玄関ドア塗装はDIYと業者どちらが良い?
玄関ドアの塗り替えを行う場合、DIYでできるのかそれとも業者に依頼した方がいいのか気になりますよね。
こちらでは、玄関ドア塗装を実施する際の適している方法についてご紹介します。
専門的な知識・技術、道具が必要なため業者に依頼しよう
結論述べると、玄関ドアの塗り替えは業者に依頼することをお勧めします。
なぜかというと、専門的な知識や技術が必要であり、道具を揃えなければならないからです。
綺麗に塗り替えを行うために、お施主さまの負担を軽減するためにはDIYではなく、業者に依頼する方がいいでしょう。
また、DIYによる塗装で失敗してしまうと、結局専門家に塗り替えを依頼することになるので、費用負担も大きくなります。
木製の玄関ドアはDIYでも不可能ではない
基本的には業者に依頼する方がいいですが、木製の玄関ドアである場合はDIYでも不可能ではありません。
玄関ドアには、木製と金属製のものがあります。
金属製のドアを塗装する場合は、非常に高度な技術が必要となります。
専用の塗料を扱うことが難しいため、金属製の場合はDIYで塗り替えすることは避けたほうがいいでしょう。
玄関ドアの塗り替えが必要なタイミング
玄関ドアも外壁や屋根と同様に、劣化症状が現れます。
どの程度の症状が現れた場合に、塗装が必要となるのでしょうか。
こちらでは、玄関ドアの塗り替えが必要なタイミングについてご紹介します。
ドア全体がくすみ、ツヤ・光沢がなくなっている
紫外線の影響や経年劣化によって、ドアがくすんできます。
色ツヤや光沢がなくなっていると感じたら、塗り替えを検討してみましょう。
症状としては、まだ初期段階であるため費用もそこまで大きくかかりません。
早めに対応することで、劣化の進行を防ぎ、費用負担も少なくなります。
全体的に傷や塗装の剥離がある
ドア全体に傷があったり、塗装の剥がれが起きている場合は塗り替えが必要です。
傷がある場合、そこから雨水や虫が侵入する恐れがあり、住宅にとってリスクが高くなります。
人の目に付きやすいため、傷や剥がれは大きく目立ってしまいます。
さらに悪化すると、塗り替えだけでは補修できなくなりますので、早い段階で施工を検討しましょう。
ドア全体に大きな傷または割れている部分がある
この段階になると、塗り替えではなくさらに大掛かりな補修工事または新しいものと交換する必要があるでしょう。
カバー工法のように現状のものを利用して補修するか、全部を取り替えなければなりません。
塗り替えだけでは綺麗な状態に戻すことは厳しいため、費用負担も大きくなります。
外壁や屋根と比べて、状態を確認しやすい箇所になりますので、少しでも気になる部分を発見したら、すぐに業者に連絡をしましょう。
玄関ドア塗り替えの費用相場
木製と金属製によって費用相場が若干異なります。
木製の玄関ドアの場合は1枚5〜15万円程度、金属製の場合は1枚5〜10万円程度です。
木製は、本体が痛みやすいということもあり、金属製に比べて少し相場が高くなっています。
ただし、金属製のドアはサビの状態によって費用が変わってきます。
サビの範囲が広くなると、木製の玄関ドアよりも高額になる可能性があります。
また、どちらも状態がひどい場合は、新しいものと交換しなければなりません。
交換となると、30万円以上必要となるケースもありますので、メンテナンスは欠かさず行っておいた方がいいでしょう。
玄関ドア塗り替えの施工工程
最後に、玄関ドアの塗り替えの流れについてご紹介します。
①ドアの表面の汚れを取り除く
まずは、塗装する前に表面の汚れを取り除きます。
汚れが付着したまま塗料を塗ると、色ムラになり綺麗に仕上がりません。
また、すぐに塗膜が剥がれ落ちてしまう原因にもなりますので、最初に行う洗浄が大事な工程になります。
定期的に柔らかい布で拭いておくと、長く綺麗な状態を保つことができます。
②マスキングテープ・シートで養生する
塗料が飛び散らないように、周囲をマスキングテープやシートで養生します。
玄関の近くに置いている植物や自転車などは、離れた所に移動しておくと良いでしょう。
また、洗濯物に飛び散ってしまう可能性もありますので、近くに洗濯竿がある場合は外に干さないようにします。
塗装による臭いも発生しますので、事前に近隣の方へ挨拶をしておくことも大事です。
③古い塗膜を除去する
前回の塗装による塗膜がこびりついている場合もあります。
新しい塗料を重ねていくので、古い塗膜は除去しなければなりません。
紙やすりや電動サンダーを使用します。
また、剥離剤を使用して、ヘラ状の道具で古い塗膜を削り落とします。
最後に細かい塗膜は、紙やすりよりも研磨力が高く、耐久性が高いサンドペーパーで除去します。
④塗装作業
綺麗に塗装面が整えられたら、塗装作業に入ります。
1度塗りではなく、数回に分けて塗装していきます。
ただし、十分に乾燥し終わってから塗装を重ねていかなければなりません。
乾燥不十分のまま塗装を重ねても、色ムラができてしまいます。
使用する塗料によって塗装回数が設定されているので、見積書で確認しておきましょう。
⑤乾燥した塗装面を均一に整える
塗装し終わったら、乾燥をした後に塗装面をフラットな状態に整えます。
凹凸ができている箇所は、サンドペーパーを使うとフラットになります。
最後に均一に整えることで、綺麗な玄関ドアが仕上がります。
まとめ
玄関ドアの塗り替えは、高い技術が必要となるため業者に依頼をすることをお勧めします。
状態が悪くなると、新しいものと交換しなければなりません。
費用も何十万と大きくなります。
色ツヤや光沢がなくなったり、傷を発見した場合は、早めに対処するようにしましょう。
監修者
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喜多 史仁
株式会社喜多建設 代表取締役社長
<略歴>
高等学校を卒業後に、2代目有限会社喜多塗装店(株式会社喜多建設の前身)に塗装見習いとして入社。その後、大手自動車メーカー子会社を経験し、2000年に3代目有限会社喜多コーポレーションに職長及び取締役として入社。
2007年に社名を株式会社喜多建設に変更を機に代表取締役に就任。
埼玉県狭山市・川越市・所沢市を中心に地域に密着した外壁塗装を強みとしています。<喜多建設のこだわり>
喜多建設では、不安や疑問を持った状態で外壁塗装をすることがないようにお客様への丁寧なご説明をモットーとしております。
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