「外壁塗装はまだするな」と言われる理由は?適切なタイミングはいつ?

Q.

なぜ「外壁塗装はまだするな」と言われるの?外壁塗装の適切なタイミングはいつ?

一般的に、住宅の外壁塗装の頻度は10~15年に1度とされています。しかし、前回の塗装から十分な年月が経過していても、「外壁塗装はまだするな」と言われてしまう場合も。

今回は、外壁塗装を行う適切なタイミングや、塗装を検討すべき外壁の状態などについて解説します。

和田

築年数が浅かったり、前回の外壁塗装から数年しか経っていなかったりすると、「外壁塗装はまだするな」と言われてしまう可能性があります。
しかし、外壁にひび割れや色褪せ、チョーキングなどが見られる場合は、前回の外壁塗装からあまり年数が経っていなかったとしても、塗装工事を検討した方が良いでしょう。
以下の記事で、詳しくご紹介します。

「外壁塗装はまだするな」と言われる理由は?

まだ外壁塗装をする必要がない家の特徴は以下の通りです。
  • ・築年数が浅い
  • ・前回の外壁塗装から数年しか経ってない
  • ・劣化が軽度
  • ・外壁塗装に適した季節ではない

築年数が浅い

築年数が10年に満たない築浅の家は、まだ外壁塗装を必要としないケースが多いです。 しかし、台風や大雨などでダメージを負っている場合や日当たり次第では、塗装した方が良いかもしれません。明らかに劣化が見て取れる場合は、業者に調査を依頼しましょう。

前回の外壁塗装から数年しか経ってない

塗料の耐用年数にもよりますが、前回の工事から5年くらいしか経っていないのであれば、まだ塗料の効果は維持されている可能性が高いです。この場合も外壁塗装をする必要はないでしょう。 ただし、色褪せやひび割れなどが見られる場合は、業者にメンテナンスが必要かどうか調べてもらうことをおすすめします。

劣化が軽度

外壁に目立ったダメージが見られない場合も、塗装は必要ない可能性があります。 壁の汚れが少し気になる程度であれば、外壁洗浄だけで済むかもしれません。また、髪の毛ほどの細い亀裂(ヘアークラック)はシーリング材の擦りこみで補修できます。

外壁塗装に適した季節ではない

外壁塗装は季節によって向き・不向きがあります。 外壁塗装に適しているのは3月~5月、9月~11月です。その理由は、湿度や気温が安定しており、日照時間も比較的長いため。この時期は工事の予約が埋まりやすいので、業者に早めに連絡しましょう。 一方、降水量が多い6月~8月や、気温の低い12月~2月は外壁塗装に適していません。とはいえ、外壁塗装の工事を受け付けていないわけではないので、まずは業者に調査を依頼してみてください。

外壁塗装はいつするべき?適切なタイミングとは

外壁塗装を検討すべきタイミングは、新築か中古かによっても違います。

新築の場合

新築の場合、外壁塗装のタイミングの目安は築8~12年くらいです。ただし、塗料の材料や壁の劣化具合によっては、築12年以上経っていても外壁塗装が必要ないケースもあります。 自分ではよく分からない場合は、専門の業者にチェックしてもらいましょう。

中古の場合

種類によって耐用年数に差がある塗料。直近の塗装で使われた塗料の種類が分かれば、次の外壁塗装のおおよそのタイミングが判断できます。 表中の耐用年数はあくまで目安に過ぎません。外装がはがれてきたり、外壁に大きい亀裂が入っていたりする場合は、業者にメンテナンスを依頼しましょう。

コレを見つけたら外壁塗装を!チェックポイント5つ

前回の外壁塗装からあまり年数が経っていなかったとしても、外壁が以下のような状態の場合は塗装工事を検討しましょう。
  • ・外壁のひび割れ
  • ・色が褪せてきた
  • ・チョーキングが起きている
  • ・外装がはがれてきた
  • ・苔やカビが発生した

外壁のひび割れ

外壁に0.3mm以上の大きい幅のひび割れを見つけたときは、業者に早めに連絡しましょう。 もちろん、小さなひび割れにも注意が必要です。カビの発生や、住宅強度の低下に繋がる恐れがあります。

色が褪せてきた

外壁の色は、主に紫外線の影響で褪せていきます。 急いでメンテナンスを依頼する必要はないものの、色褪せを気にしながら生活するのは嫌ですよね。色褪せが目立つ場合は外壁塗装を検討しましょう。

チョーキングが起きている

壁を触ったとき、チョークのような白い粉が手についたことはないでしょうか。このような現象を「チョーキング(白亜化)」といいます。 チョーキングは、塗膜が劣化しているサインです。塗料の防水効果が失われているため、カビなどが発生する恐れも。早急に手を打ちましょう。

外装がはがれてきた

外装のはがれを放置していると、ひび割れや壁内部の劣化に繋がります。 外装がはがれてきたら、できるだけ早めにメンテナンスを依頼しましょう。

苔やカビが発生した

苔やカビは、家の美観を損ねるだけでなく、建物の健康状態にも影響を及ぼします。 一度根をはってしまうと非常に厄介ですから、業者に連絡して綺麗にしてもらいましょう。

まとめ

家の築年数が浅いうちは、周囲から「外壁塗装はまだするな」と止められてしまうことがあるかもしれません。しかし、外壁塗装の適切なタイミングは、外壁の状態によって変わるものです。 ひび割れや色褪せなど、気になる劣化が見られる場合は、業者に調査をお願いしましょう。また、塗装を依頼する際は一社の見積もりだけで即決せず、複数の業者から相見積もりを取ることが大切です。
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