Q.
外壁塗装をしないまま放置していると、どんなデメリットがあるの?
30坪の住宅で、90万~120万円ほどかかる外壁塗装。できることならしたくない、と考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし、日本の住宅のほとんどは、定期的な外壁塗装が不可欠です。塗装せず放置していると、建物全体が腐食してしまう可能性も。
今回は、外壁塗装をしないとどうなるのか、具体的に解説していきます。
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塗り替え時期のこと
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塗装サイクルは塗料の種類などによって異なりますが、10年程度が目安です。10年が過ぎても塗装せず放置し続けると、外壁にクラック(ひび割れ)が現れたり、塗装が剥がれてきたりします。さらに放っておいた場合、建物の内部が腐食してしまう可能性も。ここまで悪化してしまうと、修繕のためにとても大掛かりな工事が必要になってしまいます。
外壁塗装をしないとどうなる?
外壁塗装をする最大の目的は、外壁の保護です。 外壁塗装は建物の美観のためだけに行うものではありません。外壁は塗膜によって守られているため、定期的に塗装して、塗料の効果が切れないようメンテナンスしていく必要があります。![](https://kita-kensetsu.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/3637231_s.jpg)
色があせる、ツヤが引く
まず、外壁の色があせたり、ツヤがなくなってきたりします。 塗膜の防水性が失われつつあるものの、まだこの段階では塗装する必要はありません。汚れ、苔がつく
塗膜の防水性が弱まると、壁に湿気が溜まりやすくなり、苔やカビの原因となります。また、汚れへの抵抗力も落ちてくるため、壁の汚れも目立つように。 緑色や黒色のカビは、外壁に悪影響を及ぼします。見つけたら早めに対処しましょう。外壁を傷つけないよう注意しながら、スポンジや水で洗い落してください。チョーキングの発生
紫外線や雨水などにより、塗膜が劣化することで起こる「チョーキング」。この現象が見られる頃には、塗膜の効果はほぼ失われています。 壁を触ったとき、手に白い粉(チョーキング)が付いたら、塗り替えのサインだと考えてください。クラックの発生
チョーキング現象が起きても塗装せず放置していると、外壁にクラック(ひび割れ)が現れます。 クラックの隙間から雨水が浸入するかもしれないため、できるだけ早めに補修工事を依頼しましょう。小さなクラックであれば、塗装で埋めることもできます。塗装が剥がれてくる
クラックの隙間から塗膜の内側に雨水が入り込むと、内部から外側へ圧力がかかり、外壁の表面が剥がれ、ボロボロになってしまうことがあります。 ここまで劣化した外壁には、すでに防水性はありません。放置せず、すぐに補修を依頼しましょう。建物の内部が腐食する
クラックからの雨水の侵入を放置し続けていると、外壁の下地はもちろん、建物のベース部分も腐食していきます。建物内に湿気が溜まることで、シロアリが発生する可能性も。また、雨漏りの原因にもなり得ます。 ここまで悪化してしまうと、外壁塗装だけではどうにもできません。建物を根本的に修繕する必要があります。![](https://kita-kensetsu.jp/wp/wp-content/uploads/2022/06/3813113_s.jpg)
外壁塗装のベストタイミングは?
外壁塗装の周期は、使用している塗料の種類によって変わります。おおよその目安は以下の通りです。![](https://kita-kensetsu.jp/wp/wp-content/uploads/2023/08/toryo.jpg)
外壁塗装の塗り替え周期を長くするには
高いお金を払って依頼した外壁塗装。できることなら少しでも長く、その効果を持続させたいですよね。 そのためには、外壁や外壁まわりの定期的なメンテナンスが必要です。外壁にカビや苔などを見つけたら、すぐに洗い落しましょう。また、外壁のそばには大きい物を置かず、風通しを良くしておくことも大事です。 特に木材は、シロアリの発生原因にもなり得ます。外壁のそばには放置しないようにしましょう。![](https://kita-kensetsu.jp/wp/wp-content/uploads/2022/08/22096224_s.jpg)
まとめ
外壁に劣化症状が現れているにもかかわらず、塗装せずに放置していると、外壁が剥がれてきたり、建物全体が腐食してしまったりする恐れがあります。 外壁塗装の周期は10年が目安です。外壁に劣化が見られなかったとしても、前回の塗装から10年が経過したら外壁塗装を検討しましょう。
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