本日は狭山市広瀬東にて塗装工事着工中の現場で雨樋取付工事の様子です。
雨樋は住宅の屋根から流れてくる雨水を階下に流してくれる働き者です。
そんな雨樋にも劣化の足音は聞こえてきます。
そう、紫外線による劣化です。
取付たばかりの雨樋は塩化ビニール製ですから、適度に水分を含んでいます。
長年に渡り紫外線と熱、風雨にさらされてきた雨樋は水分が抜けてプラスチックの様に硬く変化していきます。
また、台風や雪害により軒樋(横樋)が歪むケースも数多くあり、喜多建設でも現地調査に伺うことがかなり多い案件です。
まずは、足場が立った後に既存の雨樋を解体~塗装工事終了時に雨樋を取り付けていきます。
最初に軒樋の取付金具を設置していきます。
金具を取り付ける際に大事なことは水勾配が取れているかどうかです。
折角、軒樋を取り付けたにも関わらずに後日…水が溜まっていて流れないなんてことが無いように作業していきます。
軒樋を取り付けるにも出隅(でずみ)、入隅(いりずみ)があり、正確に軒樋の長さをカットしていきます。
コーナー(曲がり)、集水器を取り付けて軒樋を仕上げて行きます。
次は竪樋の控え金具「でんでん」を取り付けていきます。
●でんでんとは
形状が「でんでん太鼓」に似ているため、このように呼ばれます。
一説によると…
でんでん太鼓は太鼓の音の高さからくる名称
でんでん虫は角だせ、槍だせではないですが「出ろ」がなまった名称と記憶しています。
この金具も真っ直ぐ取り付けしていきます。
こちらは取付完了した竪樋です。
ブラックが外壁の色に映えて、スマートだと思います。
雨樋を取り付けた村野君の言葉を借りると、
「ブラックの樋は傷が付きやすく、神経を使いますね。傷ついていたら悲しいですよね」
確かに、交換しても傷だらけだと悲しくなってきますよね。
軒樋も綺麗に取付完了です。
やっぱり、雨樋が綺麗に仕上がっていると建物の印象もより良くなります。もちろん、塗装した雨樋も悪くないですよ。
これで雨樋交換は終了?
いや、まだです。もう少しお付き合いください。
これは「各ますマルチ」というバルコニーからの雨水を落として行く「落とし口」部材です。
従来の物よりスリムになって、見栄えもスッキリします。
新築住宅にも主流になっている部材ですので、雨樋交換される際にご相談ください。
喜多建設では雨樋交換も承っております。
これから余談の許さない台風シーズン後半がやってきますので、雨水対策も万全にしたいものですね!
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