現場の真髄

【コラム5】塗料がつきにくい外壁が存在します

■2020/09/25 【コラム5】塗料がつきにくい外壁が存在します
今回は「塗装がつきにくい外壁」としてコラムをお届けします。

サイディングの住宅にお住いの方で、築10年以上経っているにもかかわらず、下の画像のようなチョーキングが出ない外壁があります。

それは難付着サイディングボードと呼ばれる外壁基材です。

無機塗料やフッ素樹脂塗料、光触媒によってコーティングされているサイディングが該当します。
外壁の劣化のサイン「チョーキング」
★難付着サイディングはチョーキングしません!

この難付着サイディングは2001年以降から市場に出回っていますので、2000年迄に建てられた方は通常のサイディングになります。

■どんな特長があるの?
●先に挙げた通り、チョーキング(白亜化)が出ません。(基材にラジカル制御がなされている)
●退色も見られません
●基材の寿命が長い

このような基材に「通常通り」の下塗り材を使用すると1~2年で剥がれてきます。

基材の特徴を知らずにお勧めするのは怖いものがあります。

■どうやって見分けるの?
●チョーキングの発生があるかどうか
●建てられた年代の特定
●仕様書の確認
●ラッカーシンナーで塗装が溶けるかどうか

ほとんどが施主様に委ねられてしまうのですが、年代と仕様書の確認をして頂き、使用機材の名称を教えていただけると幸いです。

■はっきり聞くけど、塗れるの?塗れないの?
あくまで通常のサイディングと同じ仕様では塗装できません。

そのためには難付着サイディングボードに合った下塗り材を選ぶ必要があります。

関西ペイント製:RSマルチシーラー
日本ペイント製:ファインパーフェクトシーラー
などなど、各塗料メーカーでも難付着サイディングボード対応商品を発表しています。

この基材を見抜けるかどうかで、塗装の剥離という問題を抑えることができるのです。

私共、リフォーム業に携わる人として、知らないでは済まされないので日々是勉強です!

難付着サイディングボードかどうかご心配な方は、ぜひ喜多建設にお電話ください!


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