今回も練馬区大泉学園町に現地調査に伺いました。
こちらの建物はモルタル造りのモダンなお宅で、築7年とのことでした。
今回、どうして現地調査の依頼が来たかどうかを先に述べますね。
飛び込み業者「お宅の屋根はもう限界ですよ! 直した方が良いですよ!」
このような事を言われたので、見てみることに。
外壁のクラックはそれなりにありますが、急遽施工をしなければいけない程とは思えなく、どちらかというと生物汚染(苔・藻・黒カビ)が目立ちます。
今回も屋根のお話という事で。
さっそく登りますよ!
登る前からずっと頭にある
「限界ですよ!」という言葉。
どちらかというと、周りの建物の方が傷みが酷い。
それでも「気になるようなことを言って帰る」ので気になって仕方が無くなるのは理解できます。
私だってそう言われたら「気になる」かもしれませんからね。
奥様とかが知らない業者からいきなり言われて不安だったことでしょう。
そう思って屋根の上を歩き回ります。
こちらの面でもおかしなところはありません。
そりゃあ少しひび割れていたりする箇所もありますが「限界」という言葉はどこから出てきたのでしょうか?
明り取りの開口部がありますので、その周りに小さなひび割れ(クラック)がありました。
小さなひびなので補修で済む段階です。
幾度となく書いてますが、屋根は紫外線の影響をモロにうける箇所です。
暑さや風雨にさらされて伸び縮みを少なからず繰り返しています。
さらに塗膜が退色傾向にあるので飛び込み業者は「効果的と思われる言葉」を残していったと思います。
重なり部分にも、瓦の小口にも異常は見られません。
結果として施主様には
●開口部周りでのひび割れの発生
●瓦が退色傾向で、生物汚染が少しある程度
●心配されていた「限界」にはあたらない
以上のことを報告書を作成してお届けします。
が、それにしてもこの業界、
前回もそうでしたが「悪い箇所を指摘する」だけしていく業者が今だに多いと思います。
もし「限界」ならば、信頼してもらって約束を取付て、屋根に上がって診断するべきだと思うのです。
今回のような「不要なあおり言葉」で心配に思う方も中には少なからずいると思いますが「心配だから見てよ」という人は私は少ないと思うのですね。
ただし、家を気にするきっかけにはなると思いますが、やり方がはっきりいってズルい。
言われた方は「どのように限界で、あとどれくらいもつのか」すら解りません。
心配を助長するような業者にはご注意ください。
間違ってもすぐに「見積りしてもらえる?」と言ってはいけません。ふっかけられるのがオチです。
業者にこんなことを言われた、あんなことを言われた、心配だから診に来てというのも喜多建設では問題ありませんのでお伺いいたします。
実際に登って・触って・見てから総合的に判断致しますのでご連絡ください。
少し感情的に書いてしまいましたが、そういう業者は嫌いなんですよね、私。
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