外壁塗装のお金がないときはどうすればいい?費用をケチるとどんなリスクがある?
公開日: 2023年10月02日 / 更新日: 2025年09月05日
外壁塗装をするお金がないからと、工事を先延ばしにするのは良くありません。家の劣化がどんどん進み、結果的に倍以上の修繕費がかかってしまう恐れがあります。
とはいえ、やはり高額な外壁塗装。できるだけ出費はおさえたいですよね。
そこで今回は、外壁塗装のお金がないときの対処法についてご紹介します。


外壁塗装をするお金がないときは、リフォームローンや自治体の助成金・補助金などを積極的に活用しましょう。
外壁を塗装せず放置すると、壁の下地が傷んだり、住宅の一部が腐食したりといった大きなトラブルに発展する恐れがあります。結果的に、塗装費用の数倍の修繕費がかかってしまうかもしれません。
以下の記事で、詳しくご紹介します。
外壁塗装はいくらかかる?
外壁塗装の相場は、1坪あたり約3万~4万円です。30坪の住宅を外壁塗装する場合、90万~120万円ほどかかる計算になります。
これだけのお金を工面するのは大変ですよね。とはいえ、外壁塗装を先延ばしにすれば、家の機能性や寿命が損なわれる恐れも。大掛かりな修繕工事が必要になり、より高額な出費が発生してしまうかもしれません。
参考記事:屋根塗装の相場はいくら?費用をできるだけ安くするコツ4選
外壁塗装をするお金がないときの対処法5つ
外壁塗装をするお金がないからと、不慣れにもかかわらずDIYで済ませようとしたり、料金が異常に安い業者と契約したりするのはNGです。お金の問題は解決できても、最終的なクオリティに問題が発生するかもしれません。
まとまったお金を用意するのが難しい場合でも、以下の方法で対処できる可能性があります。
- ・リフォームローンを利用する
- ・火災保険を使う
- ・助成金や補助金を申請する
- ・部分的な補修にとどめる
- ・塗料のグレードを下げる
リフォームローンを利用する
リフォームローンは、家の増改築や修繕などに利用できるローンです。「リフォーム」を目的としたものなので、新築工事では利用できません。
リフォームローンには無担保型と担保型(有担保型)の2種類があります。
無担保型は審査が早く、保証人なども原則不要です。必要書類も担保型より少なくて済みます。ただし、担保がないため、借入額が少なく金利も高い傾向があり、返済期間も短いです。
一方、担保型では、無担保型よりも安い金利で多くのお金を借りられます。しかし、手続きが多く、審査にも時間がかかる点には注意しましょう。また、ローンの返済が難しくなった場合、担保を失うリスクもあります。
いずれにせよ金利は発生しますが、お金を貯めて数年後に外壁塗装をするのであれば、リフォームローンを組んですぐに工事した方が、トータルでの出費は抑えられるかもしれません。
リフォームローンを利用する際は、住宅ローンを組んでいる銀行や、外壁塗装を依頼する業者に相談してみてください。
参考記事:外壁塗装でローンを利用するメリット・デメリットと組み方
火災保険を使う
台風や大雪、雹などの自然災害によって住宅がダメージを受けた場合、火災保険が下りる可能性があります。この保険金を外壁塗装費に充てるのも一つの手でしょう。
ただし、火災保険が適用されるのは、自然災害の影響と認められた部分だけです。甚大な被害を受けていない限り、外壁塗装費を0円にするほどの保険金が下りることはありません。
とはいえ、外壁塗装費の一部を火災保険で補える可能性があることは確かです。塗装業者に見積もりをお願いする際は、火災保険の適用可否や適用範囲も調べてもらうと良いでしょう。
助成金や補助金を申請する
地域によっては、外壁塗装に助成金・補助金が適用されます。内容は自治体によって異なるため、詳細はお住いの市区町村の公式HPを確認してください。
地域によって差はあるものの、大抵はリフォーム金額の10~20%(10万~30万円が上限)程度の助成金・補助金が出ます。また、施工業者や対象となる工事内容が指定されているケースも。税金の滞納の有無がチェックされることもあります。
助成金・補助金は工事の着工前に申請しなければいけません。外壁塗装を決めたら、早めに申し込みましょう。
なお、お金を受け取れるのは工事完了後です。工事前に受け取ることはできないので気を付けてください。
参考記事:外壁塗装の助成金・補助金を受け取るには?条件や注意点を解説
部分的な補修にとどめる
今の段階で必須ではない工事を省いてもらうことで、費用を安く抑えることができます。
例えば建物の美観には多少の問題があるものの、機能性にはあまり支障がない部分は、今回の補修対象からは外してもらいましょう。
ただし、これはどうしてもお金がないときの妥協案です。プロである業者から「部分補修で対処するのは難しい」と言われた場合は、リフォームローンを利用するなど、他の方法を検討してくださいね。
塗料のグレードを下げる
おすすめはできませんが、塗料のグレードを下げることでも、外壁塗装の費用を下げることはできます。
ただし、塗料のグレードを下げれば、耐用年数も下がることは覚えておきましょう。再塗装が必要になるまでの期間が短くなるため、長い目で見れば、トータルコストが高く付くかもしれません。
劣化が比較的遅い部分だけ塗料のグレードを下げるなど、業者とよく相談した上で決めてくださいね。
お金がないときに外壁塗装業者に対してしておくべきことはある?
外壁塗装は住宅の美観を保ち、建物を長持ちさせるために欠かせないメンテナンスです。しかし、費用は決して安くありません。多くの方が、必要性を感じつつも予算面で悩みます。
ただし、お金がないからといって諦めてはいけません。業者と密にコミュニケーションを取れば、予算内での施工を提案してくれる可能性があります。
塗装業者は、顧客のニーズに応えるプロです。顧客の状況を理解し、できる限り柔軟な対応を心がけています。そのため、お金がないときこそ、業者とのコミュニケーションが欠かせません。
塗装業者に対してしておくべきことは、3つあります。
対応策 |
内容 |
メリット |
費用の工面が難しいことを伝える |
現在の経済状況を正直に説明 |
業者からの提案や支払い方法の相談が可能 |
希望の予算や条件を伝える |
具体的な金額や希望する施工内容を明確に |
予算内でのプラン提案を受けられる |
優先したい施工内容を伝える |
必要不可欠な箇所や重要度の高い部分を明確に |
限られた予算で効果的な施工が可能 |
これらを実践すれば、予算内で最適なプランを見つけられる可能性が高まります。それぞれを詳しく見ていきましょう。
費用の工面が難しいことを伝える
外壁塗装は住宅の維持に欠かせない工事ですが、費用は決して安くありません。しかし、工面が難しいからと諦めてしまうのは得策ではないです。
むしろ、現状を業者に伝えれば、さまざまな打開策が見つかる可能性があります。
費用の工面が難しいことを伝えた際に期待できる対応と注意点は、以下のとおりです。
期待できる対応 |
内容 |
注意点 |
支払い方法の提案 |
分割払いやローンの案内 |
金利や手数料の確認が必要 |
予算内でのプラン提案 |
優先順位をつけた施工内容の調整 |
必要最低限の施工範囲を把握しておく |
費用削減の提案 |
材料や工法の変更による節約 |
品質や耐久性とのバランスを考慮 |
助成金や補助金の案内 |
利用可能な公的支援の情報提供 |
申請条件や期限の確認が必要 |
段階的な施工の提案 |
複数回に分けての施工計画 |
全体の費用が増加する可能性がある |
費用の工面が難しいことを伝える際は、具体的な状況説明が必要です。例えば、現在の収入では一括払いが難しい、ローンを組むのは避けたいなどです。
また、自身の希望する予算範囲を明確に伝えましょう。「〇〇万円ほどで可能な範囲を教えてほしい」といった形で伝えると、予算内でできる提案をしてくれます。
ただし、工面が難しいからといって、必要以上に値引きを要求するのは避けるべきです。適切な価格で、質の高い施工を受ける必要があります。
したがって、業者に状況を伝える際は以下に注意しましょう。
- 1.正直に状況を説明
- 2.具体的な予算範囲を提示
- 3.柔軟な対応の可能性を探る
- 4.業者の提案を検討
- 5.長期的な視点を持つ
外壁塗装は、住宅の大切な投資です。費用の工面が難しい状況でも、諦めずに業者とのコミュニケーションを取り、最適な解決策を見出す意識を持ちましょう。
希望の予算や条件を伝える
外壁塗装の費用は、状態や範囲などによって異なります。したがって、相談する際は希望する予算や条件を明確に伝えなければいけません。
業者に伝える際のポイントとメリットは、以下のとおりです。
伝えるべきポイント |
内容 |
メリット |
具体的な予算額 |
「〇〇万円程度で可能な範囲を教えてほしい」など |
予算内での最適なプラン提案を受けられる |
希望する塗料の種類 |
環境配慮型、耐久性重視、デザイン重視など |
要望に合った塗料の提案を受けられる |
優先したい施工箇所 |
「北側の壁面を重点的に」など |
限られた予算での効果的な施工が可能 |
工期の希望 |
「〇月までに完了してほしい」など |
スケジュールに合わせた提案を受けられる |
デザインの希望 |
色彩や仕上がりのイメージなど |
イメージに近い外観を実現しやすくなる |
希望予算を伝える際は、「〇〇万円程度で施工可能な範囲を教えてほしい」といった形で伝えるとよいでしょう。これにより、業者は予算内でできる提案をしやすくなります。
条件面では、環境に配慮した塗料を使用したい、耐久性を重視したい、デザイン性を重視したいなど、希望を具体的に伝えてください。そうすれば、優先すべき項目が予算内で明確になり、施工プランを立てやすくなります。
また、工期や施工時期の希望も伝えましょう。例えば、梅雨前に完了してほしい、年末までに終わらせたいなどです。具体的な希望があれば、それに合わせたスケジュール提案を受けられます。
希望予算や条件を伝える際は、以下に注意しましょう。
- 1.具体的かつ明確に伝える
- 2.優先順位をつけて伝える
- 3.妥協ができる点と譲れない点を明確にする
- 4.業者の専門的なアドバイスにも耳を傾ける
- 5.必要に応じて複数の業者から見積もりを取る
予算や条件にこだわりすぎると、必要な施工が行えない可能性があります。業者からの提案を柔軟に検討し、優先順位を見直す姿勢も大切です。
また、塗料の選択では予算と性能のバランスを考慮しましょう。高品質で耐久性の高い塗料は初期費用が高くなりますが、長期的に見ると塗り替え頻度が減るため、コスト削減につながります。
優先したい施工内容を伝える
限られた予算で外壁塗装を行う場合は、重要度の高い部分や早急に対応が必要な箇所を明確にし、業者に伝えなければいけません。
優先したい施工内容を伝える際のポイントとメリットは、以下のとおりです。
優先事項 |
内容 |
メリット |
劣化箇所の補修 |
雨漏りの可能性がある箇所など |
建物の耐久性向上 |
外観の美化 |
道路側の壁面など |
資産価値の維持・向上 |
耐候性の向上 |
日当たりの強い南面など |
塗装の長寿命化 |
断熱性能の改善 |
北側の壁面など |
省エネ効果の向上 |
防カビ・防藻 |
日陰になりやすい箇所など |
メンテナンス頻度の低減 |
例えば、北側の壁面が特に傷んでいるのでそこを重点的に施工してほしい、雨漏りの心配がある箇所を優先的にやってほしいと、具体的な希望を伝えれば、限られた予算内でも効果的な施工が可能です。
優先順位をつける際は、建物の状態や生活への影響を考慮しましょう。外観上の美しさも大切ですが、構造的な問題や居住環境への影響がある箇所を優先するのが一般的です。
また、将来的な拡張や追加工事の可能性も考慮に入れてください。
優先したい施工内容を伝える際は、業者がイメージしやすいよう具体的なメモを用意するほか、カラーシミュレーションや過去の施工事例を参考にしましょう。これにより、認識のずれを防げるため、満足度の高い仕上がりを期待できます。
外壁塗装のお金がないときにやってしまいがちな失敗
外壁塗装をするお金がないからと、未経験であるにもかかわらず自力で補修するのはおすすめできません。DIYでは、なかなかプロのようには仕上がらないものです。上手くできているように見えても、ほんの数年で塗装が剝がれてしまうことも……。
また、外壁を塗装せず、長期間にわたって放置するのも良くありません。美観が損なわれるだけでなく、壁の下地が傷んだり、住宅の一部が腐食したりといったトラブルに発展する恐れがあります。結果的に、塗装費用の数倍の修繕費がかかってしまうかもしれません。
家の劣化が進む前に適切なメンテナンスをすることで、トータルコストを抑えることができますよ。
参考記事:外壁塗装で火災保険は使える?適用条件やデメリット、注意点は?
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【川越市の事例】
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YouTubeでも実例を紹介しているので、合わせてご覧ください。
まとめ
外壁塗装には大きなお金がかかりますが、リフォームローンや助成金・補助金、火災保険などを利用することで、経済的な負担を軽くすることができます。
また、次回の外壁塗装資金を普段から貯めておくことも大切です。毎月、数千円ずつ貯金していけば、10年後には数十万円になっています。
次回の塗装時に「お金がない!」と困らないように、今からできることを始めておきましょう。
監修者
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喜多 史仁
株式会社喜多建設 代表取締役社長
<略歴>
高等学校を卒業後に、2代目有限会社喜多塗装店(株式会社喜多建設の前身)に塗装見習いとして入社。その後、大手自動車メーカー子会社を経験し、2000年に3代目有限会社喜多コーポレーションに職長及び取締役として入社。
2007年に社名を株式会社喜多建設に変更を機に代表取締役に就任。
埼玉県狭山市・川越市・所沢市を中心に地域に密着した外壁塗装を強みとしています。<喜多建設のこだわり>
喜多建設では、不安や疑問を持った状態で外壁塗装をすることがないようにお客様への丁寧なご説明をモットーとしております。
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