外壁塗装に必要な日数は約14日間!各作業の流れや所要期間について解説

Q.

外壁塗装は、何日ぐらいかかるの?

外壁塗装中は業者の出入りも多く、少なからず騒音や塗料の臭いなども気になるため、できるだけ早く終わらせたいという方も多いでしょう。
しかし、あまりにも早く終わらせる業者は悪徳業者である可能性が高いです。
適切な日数で行うことが重要となりますので、ある程度のスケジュールを把握しておくことをおすすめします。
そこで今回は、外壁塗装の所要日数を各作業ごとに分けてご紹介します。

平林

一般的な戸建ての場合は、約14日間ほどで完工となります。
ただし、建物の大きさや外壁の広さ等によって、施工日数は変化します。
また、当日の天候や季節等によって多少期間が長引くケースもあります。
以下の記事で、詳しくご紹介します。

外壁塗装に必要な日数は?

外壁塗装に必要な日数は、建物の大きさや外壁の広さによって異なります。 こちらでは、戸建て・アパート・マンションを外壁塗装する場合の必要な日数をご紹介します。

一般的な戸建ての場合は約14日間

戸建てを外壁塗装する場合の目安日数は、約14日間です。 施工期間中、天候に恵まれている場合は約10日間ほどで完工となることもありますが、天候は急に変わることもあるので、2週間程度で見積もっていると良いでしょう。 また、屋根塗装を同時に行う場合はプラス大体2〜3日が必要となります。

アパートの場合は約2〜3週間

アパートの場合は、規模は戸建てと大きく変わりはありません。 おおよそ約2〜3週間で外壁塗装は完工となります。 アパートが大きいほど外壁の面積も広くなるため、その分、外壁塗装の日数も増加します。

マンションの場合は最低2ヶ月は必要

マンションの外壁塗装は、戸建てやアパートと比較して大規模なものになるので、最低でも2ヶ月は必要となります。 マンションは、世帯数によって外壁塗装の日数が異なります。 50戸以上となると、3〜6ヶ月が平均的な日数です。

外壁塗装の各作業ごとの所要期間

外壁塗装は、足場設定から解体まで様々な工程が含まれています。 こちらでは、各作業ごとの所要期間についてご紹介します。

足場設置:目安日数1日間

外壁塗装を安全かつスムーズに行うために、外壁の周りに足場を設置します。 ほとんどの場合は、1日で完了しますが、半日で完了することもあります。 足場は金属管を使用することが多いため、組み立てる際に大きな音が発生します。 騒音トラブルに発展する恐れがあるので、事前に近隣住民への報告・挨拶を済ませておきましょう。

高圧洗浄・乾燥:目安日数1〜3日間

足場が完成したら、高圧洗浄で外壁に付着している汚れを綺麗に洗い流します。 高圧洗浄後の乾燥も含めて、大体1〜2日間ほど必要です。 高圧洗浄は半日で完了する場合が多いですが、乾燥には最低でも1日は必要となり、状況に応じて2日間必要となるケースもあります。 外壁塗装を綺麗に仕上げるための、重要な作業です。

下地補修・養生:目安日数1日間

高圧洗浄が完了したら、下地補修や養生作業に入ります。 下地補修は、ひび割れや外壁材のつなぎ目(コーキング)等の補修を行います。 養生は、塗装部分以外に塗料が飛び散らないように、テープやシートを使って保護する作業です。 下地の状態によって作業日数が変化しますが、大体1日ほどで完了します。 下地が綺麗に補修されていないと、以降に行う塗装作業の塗料が綺麗に塗布されません。 重要な作業になりますので、見積もりの際にしっかり確認しておきましょう。

外壁塗装(下塗り・中塗り・上塗り):目安日数6〜7日間

いよいよ外壁塗装に入ります。 一般的に、下塗り・中塗り・上塗りの3工程で仕上げていきますので、目安としては約1週間ほど必要です。 塗装するだけでなく、塗料が完全に乾燥する時間も含まれているので、この日数となっています。 万が一、前工程の塗料が乾燥不足のまま次の作業に入ってしまうと、ムラができてしまうので、規定の乾燥時間を守ることが重要です。

点検:目安日数1日間

塗装が完了したら、職人または業者によって点検を行います。 外壁の塗り忘れやムラ等が無いかをチェックし、気になる部分があれば手直しをしてもらいます。 この時に、気になる部分があれば少し外壁塗装の日数が延長になるでしょう。

足場解体・清掃等:目安日数1日間

点検で問題がなければ、足場解体をし、シート回収や清掃、整地等を行い完工となります。 足場解体時も大きい音が発生しますので、近隣住民への配慮が必要です。 外壁塗装の目安の期間も伝えておくようにしましょう。

外壁塗装の日数が予定よりも延びる可能性も

目安の日数としては上記の通りですが、場合によっては予定よりも日数が延びることもあります。 こちらでは、外壁塗装の日数が延長になりやすいケースを4パターンご紹介します。

天候不良により塗料の乾燥に時間がかかる場合

施工期間中、ずっと晴天であれば問題ないのですが、天候不良となると塗料の乾燥に時間がかかってしまいます。 そのため、平均的な日数よりも多くの時間が必要となります。 塗料の乾燥不足によって、塗装後すぐに劣化症状が現れてしまいますので、乾燥時間は充分に注意しなければなりません。 台風や大雨が続くようであれば、工期が延長となる可能性も大いにあります。

乾燥時間が長い塗料を使用した場合

外壁塗装に使用する塗料によって、定められている乾燥時間が異なります。 よって、乾燥時間が長い塗料を使用した場合は、その分、完工までの日数が長くなるでしょう。 また、種類によっては4回塗装が必要なものもあり、他の塗料に比べて長い施工時間が必要です。

日照時間が短い季節や時期に実施した場合

外壁塗装に適した気温や湿度が定められており、日照時間が短い季節や時期に行うと、所要期間も増加します。 基本的に、気温5度以上、湿度85%未満が外壁塗装に適していると言われています。 冬は気温が低く、結露もできやすいので日中に作業できる時間が限られています。 ただし、空気が乾燥しているので、塗料が乾燥しやすいというメリットもあります。 季節や時期によって、メリット・デメリットがありますので、事前に確認しておきましょう。

経年劣化が激しい場合

経年劣化が激しい外壁は、下地補修に時間が必要となるため、全体の所要時間が延びる可能性が高いです。 下地部分が綺麗に補修されていないと、またすぐに劣化症状が現れてしまい、外壁塗装の意味がなくなってしまいます。 経年劣化が進行しないためには、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。

まとめ

外壁塗装に必要な日数は、約14日間が平均となります。 ただし、建物が大きいほど塗装する面積も広くなるため、さらに所要期間が延長されます。 また、天候や季節、外壁の状態等によって工期が延びる可能性もありますので、あらかじめ業者に確認しておくと良いでしょう。
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