スレート屋根は塗装必須!メンテナンスの目安や放置するリスクについて

Q.

スレート屋根は、塗装が必要なの?

公開日: 2022年07月04日 / 更新日: 2025年03月22日

日本の住宅で近年、よく使用されている屋根材「スレート屋根」。
外壁同様、紫外線や雨水の影響を受ける部分になりますが、高所であるためなかなか状態をチェックする機会がないという方も多いでしょう。
そのため、わざわざお金をかけてまで、塗装メンテナンスをしなくてはならないのだろうかと疑問に感じるのかもしれませんね。
そこで今回は、スレート屋根のメンテナンスの必要性についてご紹介します。

平林

屋根や住宅の寿命を延ばすために、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
スレート屋根のメンテナンスを怠ることで、屋根の劣化が早まってしまいます。
以下の記事で、詳しくご紹介します。

スレート屋根の塗装メンテナンスが必要な理由

スレート屋根は、定期的に塗装メンテナンスを行うことが重要です。

なぜ、定期的にメンテナンスをする必要がなのか以下の記事でご紹介します。

防水効果が低下してしまうため

スレート屋根が定期的な塗装メンテナンスが必要な理由は、年月が経過するとともに屋根材の防水効果が低下してしまうためです。

そもそも、スレート屋根はセメントが主成分であり、繊維質と混ぜて成形されています。

スレートの成分である、セメントと繊維質は水に弱いという特徴があり、塗装によって防水性を発揮しているのです。

一度塗装をすると、永久に劣化しないわけではなく、時間が経過すると塗装は劣化していきます。

紫外線や雨水などの外的要素の影響を常に受けているため、少しずつ劣化という形で影響が現れます。

防水性が低下した屋根は、屋根としての機能を果たすことが難しくなり、最悪の場合は雨漏りが発生してしまいます。

再塗装によって、防水性を再び高めることができるので、スレート屋根は定期的な塗装メンテナンスが必要です。

補修費用が莫大になるのを防ぐため

さらに、定期的に塗装メンテナンスを実施することで、補修費用が高額になることを防ぐことができます。

スレート屋根は経年劣化によって防水性が低下してしまうため、メンテナンスを行わないことでさらに大掛かりな補修工事が必要になってしまいます。

塗装工事のみでは丈夫な状態に戻すことは困難です。

その分、費用も高額になりますので、費用を準備できないと新たな問題が発生してしまうこともあるでしょう。

費用面で大変な思いをしないためにも、定期的な塗装メンテナンスが必要になります。

スレート屋根の塗装メンテナンス目安の時期

スレート屋根が定期的なメンテナンスが必要なことは理解できますが、いつ実施すれば良いのか目安や見極め方は難しいと感じる方も多いでしょう。

そこで、スレート屋根の塗装メンテナンスの目安となる時期や見極め方についてご紹介します。

築8〜10年後

スレート屋根の塗装メンテナンスをする目安としては、築8〜10年後になります。

約10年ぐらいで防水効果が低下してしまうので、10年に一度を目安としてメンテナンスを実施することをおすすめします。

もし、10年以上経過している場合は、塗装業者に点検を依頼し、状態を確認してもらいましょう。

使用している製品や環境によって、耐久年数が変わってきますので、あくまでも目安として捉えておいてください。

劣化症状で見極める

スレート屋根の塗装が必要かどうかは、劣化症状で見極めるという方法もあります。

防水効果が低下すると、スレート屋根に劣化症状が現れてきます。

次のような劣化症状がある場合、住宅にとってリスクが高くなってしまうため、早急な対応が必要です。

塗装が必要となる主な劣化症状についてご紹介します。

色褪せ

紫外線の影響によって、年数が経過すると塗装部分が色褪せてきます。

スレート屋根の色が薄くなってきたと感じた場合、色褪せが起きている可能性があります。

水をそのまま吸収するという状態になりますので、雨水が浸透しやすくなってしまいます。

色褪せを放置すると、サビが発生し、屋根に穴が開いてしまうこともあるため、危険です。

カビ・コケ・藻の繁殖

防水効果が低下したスレート屋根は、カビやコケ、藻などが繁殖してしまうことも多々あります。

屋根に茶色や黒っぽい汚れが付着している場合、それはカビやコケ、藻などである可能性が高いでしょう。

カビやコケ、藻の繁殖が広がると、スレート自体が脆くなってしまうので、綺麗に取り除いてから塗装を行わなければなりません。

ひび割れ

防水効果が低下したスレート屋根は、水を吸収しやすくなります。

雨天時に雨水を吸収し、晴天時に乾燥することで、膨張と収縮を繰り返します。

スレートは釘で固定されているので、膨張と収縮の影響が少しずつ加わることでひび割れが発生してしまいます。

初めは小さなひびでも、次第に大きなひび割れになってしまうので、早急な対応が必要です。

あまりにもひどい状態の時は、塗装ではなく屋根材自体を変える必要があるでしょう。

反りや浮き

スレート屋根は、劣化が進むと反りや浮きといった症状も現れてきます。

一度、反りや浮きが起きてしまうと、元に戻すことはできません。

反りや浮きが起きてしまう原因としては、ひび割れと同じで雨水によって膨張と収縮を繰り返すためです。

日光が当たる箇所から乾燥していくため、表面と裏側で乾燥するスピードが異なります。

屋根全体が膨張しても、表面が乾燥することで引っ張られる形になり、屋根材が反ってしまいます。

業者に依頼して見極めてもらう

スレート屋根の正確なメンテナンス時期を見極めるためには、プロによる点検を受けることが最適な方法です。

スレート屋根は、どのような種類を用いているのかによってメンテナンスの時期が異なります。

また、お住まいの地域によっても変わってきますので、地元の信頼できる塗装業者に依頼することが大事なポイントです。

適切な方法で見極めることで、住宅の寿命を延ばすことができるので、自分で確認することが難しいという方は、ぜひ屋根の点検や塗装を依頼してみましょう。

まとめ

スレート屋根は、年数が経過すると防水効果が低下してきます。

防水効果が低下した屋根は、色褪せやひび割れ、反りや浮きといった症状が現れます。

また、カビやコケ、藻なども繁殖しやすくなり、外観が損なわれるだけでなく、住宅にとってもリスクが高いです。

放置していると、さらに大掛かりな工事が必要となってしまうので、定期的に塗装メンテナンスを行うようにしましょう。

狭山市の外壁塗装なら株式会社喜多建設

監修者

  • 喜多 史仁

    株式会社喜多建設 代表取締役社長

    <略歴>

    高等学校を卒業後に、2代目有限会社喜多塗装店(株式会社喜多建設の前身)に塗装見習いとして入社。その後、大手自動車メーカー子会社を経験し、2000年に3代目有限会社喜多コーポレーションに職長及び取締役として入社。

    2007年に社名を株式会社喜多建設に変更を機に代表取締役に就任。
    埼玉県狭山市・川越市・所沢市を中心に地域に密着した外壁塗装を強みとしています。

    <喜多建設のこだわり>

    喜多建設では、不安や疑問を持った状態で外壁塗装をすることがないようにお客様への丁寧なご説明をモットーとしております。

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