外壁塗装にふさわしくない月は?依頼するメリット・デメリットを解説

Q.

外壁塗装にふさわしくない月はいつ?あえてその時期に依頼するメリット・デメリットは?

外壁塗装の工事には、「ふさわしい月」と「ふさわしくない月」があるとされています。ふさわしくない月に工事を依頼すると、施工不良などのトラブルが起こるリスクも……。

今回は、外壁塗装にふさわしい月とふさわしくない月や、ふさわしくない月にあえて施工を依頼するメリット・デメリットについて解説します。

秋山

気温が低い12月~2月や、湿度が高く雨も降りやすい6月~8月は、外壁塗装に適さないと言われています。
これらの月でも塗装工事の依頼は可能です。しかし、天候の影響により施工不良が起きてしまう恐れもあります。
一方で、工事の日程が希望通りになりやすかったり、料金を安くしてもらえる可能性があったりといったメリットも。
以下の記事で、詳しくご紹介します。

外壁塗装にふさわしくない月はいつ?依頼は何月がいい?

気温が低い12月~2月や、湿度が高く雨も降りやすい6月~8月は、外壁塗装をするのにふさわしくない月です。反対に3月~5月、9月~11月は、外壁塗装にふさわしい月とされています。 ただし、地域によって気候に差があるため、必ずしも上記の月が外壁塗装に向き・不向きであるとは限りません。 塗料には標準施工条件と施工不可条件があります。気温20度、湿度65%が標準施工条件です。反対に気温5度以下、湿度85%以上になる時期は、外壁塗装を行うのに適していません。結露が起きやすいほか、塗料が固まるのに時間がかかり、その間に塵埃や水滴が付着するリスクが高いためです。 また、日没時間や風の強さも作業工程に影響を及ぼします。 お住いの地域で外壁塗装にふさわしい月・ふさわしくない月がいつなのか詳しく知りたい場合は、地元の塗装業者に質問してみるのがベストでしょう。

あえて外壁塗装にふさわしくない月に依頼するメリット

外壁塗装にふさわしくないとされている12月~2月、6月~8月でも、業者に作業を依頼することはできます。あくまで「ふさわしくない」というだけで、天候や気温、湿度に問題がなければ、外壁塗装は行えるためです。 地域密着型の業者であれば、その地域の特性に合わせて塗料や作業工程を調整してくれることでしょう。 なお、あえて外壁塗装にふさわしくない月に依頼することで、以下のメリットが得られます。
  • ・塗装の日程が希望通りになりやすい
  • ・冬は窓を閉め切っていても過ごせる
  • ・料金が安くなる可能性も

塗装の日程が希望通りになりやすい

外壁塗装に適している春と秋は、業者への依頼が集中しやすい時期でもあります。そのため、予約が取りづらく、工事日程が希望通りにならない可能性も。 反対に、外壁塗装に不向きとされている夏や冬は、予約を取りやすい傾向があります。気候に問題がなければ、工事日程も希望通りになる可能性が高いでしょう。 ただし、多雪地域では冬季の依頼をはじめから受け付けていない業者もあります。注意してくださいね。

冬は窓を閉め切っていても過ごせる

外壁塗装の工事期間中は、家の窓を閉め切っていなければなりません。そのため、気温が低く、窓を閉め切っていても快適に過ごせる冬季に、あえて外壁塗装を依頼するという考え方もあります。 ただし、気温が5度を下回る場合は、工事を行うことができません。また、霜や雪、結露などの影響で、初期不良が発生するリスクもあることは覚えておきましょう。

料金が安くなる可能性も

外壁塗装に不向きであるとされている夏と冬は、業者への依頼も減少する傾向があります。そのため、場合によっては値引きに応じてもらえる可能性も。 ただし、「○○が無料になります!」など、極端な値引きをPRする業者には気を付けてください。どこかで手を抜かれてしまったり、差額分が他の料金にこっそり上乗せされていたりするかもしれません。 料金が安くなる可能性は二の次に考えましょう。業者の評判や実績をよく確認した上で作業を依頼してくださいね。

外壁塗装にふさわしくない月に依頼するデメリット

外壁塗装にふさわしくない月でも業者に依頼はできます。とはいえ、「ふさわしくない」と言われているのには、それなりの理由があるものです。
  • ・工事期間が長くなる
  • ・施工不良のリスクがある

工事期間が長くなる

外壁塗装は天候に左右されるものです。 雨や雪が降れば作業は中止になりますし、台風が近づいているときは、足場のネットを足場に巻き付けておく必要があります。また、工事当日が晴天であっても、前日に雨が降っていて足場が濡れている場合は、作業ができない可能性も。 さらに、天気に問題がなかったとしても、気温5度以下もしくは湿度85%以上になった場合、外壁塗装は行えません。 外壁塗装にふさわしくない月に作業を依頼すると、これらの理由から工期が延びてしまう可能性があります。

施工不良のリスクがある

外壁塗装にふさわしくない月に依頼することで、気候の影響により塗料の乾燥に時間がかかり、施工不良が起きてしまう恐れもあります。 塗膜の膨れや剥がれ、ひび割れ、細かい気泡や色のムラなどが発生するかもしれません。また、耐用年数が平均以下になる可能性も。見た目だけの問題ではなく、家の機能性や寿命にも影響を及ぼすリスクがあるのです。

まとめ

外壁塗装には、「ふさわしい月」と「ふさわしくない月」があるとされていますが、最も重要なのは依頼時期ではありません。その地域の特性をよく理解している塗装業者を選ぶことです。 外壁塗装は、地域の環境に合った施工を適正な価格で実施してくれる業者に依頼しましょう。
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