外壁塗装は吹き付け工法が最適?色ムラを防ぐ方法について解説!

Q.

外壁塗装でムラを作らない施工方法は?
吹き付け塗装はムラができにくいの?

公開日: 2022年01月31日 / 更新日: 2025年01月10日

外壁塗装を施工するにあたって、ムラができない綺麗な仕上がりになるのか心配や不安を感じる方も少なくないでしょう。
施工方法は、大きく分けてローラーや刷毛を使用する手塗り工法と、スプレーガンなどを使用する吹き付け工法があります。
一体どの方法が、外壁にムラができない綺麗な仕上がりになるのでしょうか?
今回は、外壁塗装のムラについて、施工方法に注目してご紹介します。

はっきりお伝えすると、外壁塗装は吹き付け工法も手塗り工法も仕上がりの美しさに大差はありません。
それぞれの施工方法の違いについて、以下の記事で、詳しくご紹介します。

ムラができない外壁塗装方法はない

外壁塗装において、わずかなムラの発生は珍しくありません。

そのため、「絶対にムラができません!」とお伝えすることは難しいです。

主な施工方法として、吹き付け工法と手塗り工法がありますが、それぞれにムラができてしまう理由があります。

吹き付け工法でムラができる理由

吹き付け工法は、塗料をスプレーガンで吹き付けますが、均一に塗装することが難しい方法です。

そのため、この技術を取得していない職人が施工すると、ムラができてしまう場合があります。

ローラーや刷毛を使用する手塗り工法に比べて、吹き付け工法は塗料を噴出する機械を使うためムラができにくいと思われることも多いです。

しかし、近年は手塗り工法で使用する道具の品質も向上しているため、仕上がりの美しさに大差はありません。

吹き付け工法をおこなう職人の知識や技術が伴っていない場合に、ムラが発生してしまう可能性があります。

手塗り工法でムラができる理由

ローラーや刷毛を使って塗装する手塗り工法は、塗料の量や種類がその箇所に適していない場合にムラが起きてしまう可能性があります。

また、吹き付け工法と同じで手塗り工法も職人の技術が重要です。

手塗り工法は、その名の通り職人が手で塗装していくため、塗料が適量でなければ外壁の厚みが変わってしまいます。

塗料の厚みが異なるということは、その部分が不自然さがあり、素人が見てもムラが見つかるでしょう。

また、ローラーや刷毛の塗装する方向が一定でない場合や途中で少しでも止めてしまうと、その箇所にムラが発生します。

塗料に関する知識や手塗り工法の技術が色ムラの発生に大きく影響します。

近年の外壁塗装は手塗り工法が主流

近年の外壁塗装は、手塗り工法で施されることが多いです。

こちらでは、手塗り工法が主流である理由についてご紹介します。

サイディング外壁の人気が高い

手塗り工法が主流である理由として、サイディング外壁の人気の高さが挙げられます。

サイディング外壁とは、パネルや板のような形をした外壁材であり、モルタルのように広い範囲に塗料を吹き付ける必要がありません。

また、モルタル外壁に比べて初期費用が抑えられ、短期間で仕上がることもサイディング外壁の特徴です。

加えて、デザインパターンが豊富であり、耐久性や防汚性など機能性も高いというメリット面が多いことから、注目され人気が上昇しています。

近年の新築外壁は、ほとんどサイディング外壁で作られています。

近隣に被害が出る恐れが低い

手塗り工法が主流である理由の1つに、吹き付け工法に比べて近隣に被害が出る可能性が低いということが挙げられます。

吹き付け工法のデメリット面として、施工時の騒音や塗料が周辺に飛び散ってしまう恐れがあります。

それに比べて、手塗り工法は塗料が飛び散る恐れがなく、吹き付け工法のようなデメリットはありません。

外壁塗装を実施する際に、近隣住民への被害を心配することがない手塗り工法が好まれる傾向にあります。

吹き付け工法に適している外壁材


吹き付け工法は、モルタル外壁の仕上げに適している方法です。

モルタルとは、水・砂・セメントなどを混ぜて作られる塗材です。

この塗材を用いたモルタル外壁は、デザイン性が豊富で、耐火性に優れていることから古くから日本の住宅にも使用されています。

モルタル外壁の代表的な仕上げ方として、リシン・スタッコ・吹き付けタイルが挙げられます。

いずれも、吹き付け工法で施される内容です。

吹き付け工法のメリットの1つに、立体感のある外壁模様が長持ちするということが挙げられます。

そのため、モルタル外壁特有の凸凹模様を綺麗に仕上げるために、吹き付け工法が適しています。

外壁塗装後のムラをチェックする方法

外壁塗装後に色ムラを発見できる方法としては、光の加減と距離間がポイントになります。

外壁色は太陽の光の当たり方や見る距離によって、ムラに見えてしまうことがあります。

慌てずに落ち着いて、本当に色ムラが発生しているかを確認しましょう。

疑いの箇所を近くから見たり、遠くから見てみることで状況を把握することができます。

そのまま放置していると外壁劣化の原因になる可能性があるため、正確な状況を把握することが大事です。

ムラを発生しないためには業者選びが重要

ムラは外壁塗装において、完全にムラの発生を抑えることは難しいことですが、綺麗な外壁に仕上げるには業者選びが重要です。

先程も述べたように、吹き付け工法と手塗り工法どちらも職人の知識や技術が必要になります。

人の手で施すため、難しい部分があることは事実ですが、知識や経験が豊富な業者・職人に依頼するとムラの発生を防ぐことができます。

万が一、塗装後に色ムラを発見した場合でも、信頼できる業者であれば対応も親切でしょう。

参考記事:自宅の外壁は塗装しないとどうなる?塗装のベストタイミングは?

まとめ

基本的に色ムラが発生しない外壁塗装の施工方法はありません。

外壁塗装では主に、吹き付け工法や手塗り工法で施されますが、どちらも職人の知識や技術が求められます。

近年は、サイディング外壁の人気や吹き付け工法のデメリット面から、手塗り工法が主流となっています。

しかし、吹き付け工法が適しているモルタル外壁は古くから日本の住宅に使用されているため、施工方法で悩む機会もあるでしょう。

ムラの発生を防ぐために、信頼と実績がある業者に依頼することが大事なポイントになります。

万が一、ムラが発生しているかもしれない箇所を見つけた場合は、落ち着いて状況を把握してみてください。

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