外壁塗装の見積もりのチェックポイント|各項目の意味と単価相場は?

Q.

外壁塗装の見積書で注意した方が良いポイントは?

公開日: 2024年01月01日 / 更新日: 2025年09月05日

普段はあまり馴染みのない外壁塗装。業者に見積もりを依頼する予定はあるものの、見積書のどこを確認すべきなのかよく分からない、という方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、外壁塗装の見積もりのチェックポイントと、工程ごとの単価の目安について解説します。

業者の良し悪しは見積書にも表れるものです。見積もりをしっかりチェックすることで、悪徳業者に騙されるリスクを減らすことができますよ。

具体的な塗料名が記載されているか、工程が省略されていないかなど、外壁塗装の見積書でチェックすべきポイントはたくさんあります。また、複数の業者から相見積もりを取ることも大事です。他社の見積もりと比較することで、依頼予定の業者の施工内容が適正なものであるか判断しやすくなります。

外壁塗装の見積もりを理解するメリット

後悔しないために、外壁塗装の見積もりの内容を理解することが重要です。ここでは、3つのメリットを紹介します。

  • 見積もりの金額が適正か判断できる
  • 不要な工程が含まれていないか気づける
  • 手抜き工事を防げる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット①見積もりの金額が適正か判断できる

外壁塗装の見積もりが見分けられると、提示された金額が作業内容に見合ったものかどうか自分で判断可能です。たとえば、A社が提示する見積もりが100万円、B社が80万円、C社が120万円だったとします。

A社の見積もりには「高品質な塗料の使用」と「長期保証」が含まれている一方、B社は「標準的な塗料」を使用し、保証期間も短いかもしれません。また、C社の高額な見積もりは「過剰なサービス」や「不必要な工程」を含んでいる可能性もあります。

複数の見積もりを比較することで、どの業者が適正な価格でサービスを提供しているのかを判断できるでしょう。

参考記事:屋根塗装の相場はいくら?費用をできるだけ安くするコツ4選

メリット②不要な工程が含まれていないか気づける

見積もりを詳しくチェックすることで、不要な工程が含まれているかどうか確認できます。

たとえば、ある業者が「防カビコーティング」や「防藻処理」を提案してきたとします。しかし、もしあなたの家が風通しのよい場所にあり、湿気が少ない環境であれば、これらの工程は不要かもしれません。

また、数年後に引越しや建て替えを予定している場合、長期間の耐用年数を持つ高価な塗料は必要ないでしょう。見積もりに記載された各工程の必要性を業者に確認し、本当に必要な作業だけを依頼することが大切です。

メリット③手抜き工事を防げる

手抜き工事を事前に防ぐためには、作業工程や塗装の種類などの見積もり内容を理解することが重要です。たとえば、見積書に「下塗り」「中塗り」「上塗り」と具体的に記載されていれば、3度塗りの工程を想定していることが分かります。

一方、見積もりに「塗装一式」といった曖昧な表記が多用されている場合、手抜き工事をされる可能性があります。たとえば、「下塗り」を省略し、「中塗り」と「上塗り」だけで仕上げると、塗装の耐久性が低下し、数年後に再び塗装が必要になるかもしれません。手抜き工事を未然に防ぐために、業者に具体的な工程を説明してもらいましょう。

外壁塗装の見積もりで注意すべきポイント

悪徳業者に騙されないためにも、外壁塗装の見積もりを依頼する際は以下5つのポイントに注意しましょう。

  • ・3社くらいから相見積もりを取る
  • ・診断結果が書面で報告されるか
  • ・「一式」という表記が多用されていないか
  • ・具体的な塗料名が記載されているか
  • ・工程が省略されていないか

3社くらいから相見積もりを取る

同じ条件下で複数の業者から見積もりを提出してもらい、価格や条件などを比較することを「相見積もり」といいます。

外壁塗装に使用する塗料や価格、サービス内容等は、業者によって異なるものです。相見積もりをして他社と比べることで、依頼予定の業者の施工内容が適正なものであるか判断しやすくなります。

ただし、相見積もりの依頼先は3社程度にとどめておきましょう。あまりにも多くの業者に依頼すると、それぞれへの対応で疲れてしまいます。

相見積もりを取った結果、他社よりも高すぎる業者や安すぎる業者がいたら要注意です。何らかの理由をつけて料金を水増ししていたり、手抜き工事をしていたりするのかもしれません。

なお、見積もりを見る際は一般的な費用相場も事前に把握しておくことをおすすめします。

診断結果が書面で報告されるか

建物の診断結果は書面で報告してもらいましょう。口頭でしか結果を教えてくれない業者には気を付けてください。

建物の劣化状態を、書面や写真などで丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

工程が具体的に記載されているか

「養生」や「下塗り」など、見積書に工程を具体的に書いていない業者に依頼するのは避けた方が良いでしょう。見積書の表現を曖昧にすることで、業者側は作業ごとの単価や使用する材料などをごまかせてしまうためです。

優良な業者は、見積書に詳しい工程を記載してくれます。工程の表記は業者によって異なりますが、「足場設置」や「下地処理」、「下塗り」、「中塗り・上塗り」に該当する工程が見積書に明記されていない業者には気を付けてください。

「一式」という表記が多用されていないか

「○○一式」は、主に軒天や破風板といった付帯部塗装の見積もりに用いられる表記です。正確な塗装面積を測定するのが難しい箇所などに使われます。

一方で、外壁・屋根塗装の内訳には使用されません。そのため、見積書に「外壁塗装一式」「屋根塗装一式」といった表記を見つけたら要注意です。使用する塗料の単価や塗装面積が見積書から読み取れないため、費用を水増しされていても判断できません。

具体的な塗料名が記載されているか

見積書に塗料のメーカーや商品名が具体的に記されているかチェックしましょう。「シリコン塗料」「フッ素塗料」など、塗料のグレードしか書いていないような見積書には注意してください。

同じシリコン塗料でも、メーカーが違えば商品も価格も異なります。悪意のある業者の場合、高額なシリコン塗料の価格で費用を算出しておきながら、実際の塗装には廉価な塗料を使用するかもしれません。

外壁塗装の見積書 項目の意味と単価の相場

外壁塗装の見積書に登場する各工程について、作業内容や単価の相場をご紹介します。

なお、実際の作業内容や金額は、建物の状況や依頼する業者によって変わるものです。本記事の内容はあくまで参考程度にとどめてください。

足場設置

塗装作業に必要な足場を設置します。

単価の目安は1平方メートルにつき600~800円です。

高圧洗浄

外壁に高圧の水を当てて洗浄する作業です。

単価は1平方メートルあたり150~250円。

養生

塗料が飛び散らないよう足場にシートを張ったり、塗装しない箇所をテープなどで保護したりする工程です。

単価は1平方メートルあたり300~400円。

下地調整

下地調整では、劣化部位を補修したり、塗料が付着しやすいよう外壁を剝がしたりします。

単価は作業内容によって変わりますが、1平方メートルあたり500~1,000円です。

下塗り

下塗りを行うことで、外装材と上塗り塗料が密着しやすくなります。

単価は1平方メートルあたり600~1,200円です。

参考記事:【外壁塗装】下塗りとは?施工の重要性やポイントについて解説!

中塗り、上塗り

中塗りと上塗りでは同じ塗料を使用します。同じ塗料を2回に分けて塗る目的は、塗りムラの防止や、塗膜に厚みを持たせることで建物をしっかり保護するためです。

単価は使用する塗料によって大きく変わります。おおよその目安は1平方メートルあたり2,000円~4,000円です。

参考記事:【外壁塗装】中塗りと上塗りの間隔はどのぐらい?適正時間とトラブル防止方法について解説!

付帯部

破風や軒天、雨樋などが付帯部にあたります。

単価は塗料によって大きく変動しますが、1平方メートルあたり800~1,500円です。

諸経費

交通費やゴミの破棄にかかる費用などが含まれています。

諸経費の割合は、工事費の総額の3~15%くらいが目安です。

参考記事:屋根塗装の相場はいくら?費用をできるだけ安くするコツ4選

外壁塗装なら喜多建設にお任せください!

狭山市の外壁塗装屋である喜多建設は、創業100年を超える歴史を持つ外壁塗装の専門企業で、これまで21,800棟以上の塗り替え実績を誇ります。

 

当社の強みは、付帯塗装を含むすべての塗装工事に10年保証を提供している点です。塗装品質に自信を持っているからこそ、手厚い保証をお約束します。

 

また、塗装後の不具合や欠損部分に対してもアフターメンテナンスを行っており、ダブル保証で安心してご依頼いただけます。

 

外壁塗装には、教育を受けた自社職人のみが担当し、品質管理にも細心の注意を払っているのがポイントです。とくに下地処理にこだわり、最高スペックの洗浄機を使って塗装面をきれいに洗浄し、塗料の密着性を高める工夫を施しています。

 

問い合わせや見積もりは、電話やLINEで簡単に依頼可能です。価格や工期、保証内容など丁寧に説明し、ご納得いただいた上で契約を進めております。

 

強引な勧誘は一切ございませんので、安心してご相談ください。

 

喜多建設の施工事例

ここでは、喜多建設の施工事例を3つ紹介します。

 

【川越市の事例】

川越市笠幡にお住まいのH様邸で、外壁塗装工事を施工しました。和風の家のイメージを大切にしつつ、色のバランスを絶妙に調整し、仕上がりに満足いただけました。

お客様からは高評価をいただき、スタッフ全員も嬉しく思っています。外壁塗装においては、色選びのバランスや近隣への配慮などの豊富な知識と実績があります。

今すぐの塗装を考えていないお見積もりだけの方も大歓迎です。お気軽に喜多建設までご相談ください。

参考:川越市 外壁塗装が色鮮やかに完成しました。

 

【川越市の事例】

川越市のS様邸で外壁塗装工事を行った事例です。3社の相見積もりの中から、喜多建設を選んでいただきました。

S様が弊社を選んだ理由は、提案力と現地調査時に細かい部分まで、十分に確認した点を評価していただいたためです。喜多建設では、現調時だけでなく、工事中も工程ごとに細かくチェックし、塗り残しや近隣への配慮も徹底しています。

壁に使用した塗料は、関西ペイントの「アレスダイナミックTOP」強化剤入りのラジカル抑制塗料、日本ペイントの「UVプロテクトクリアー」です。また、屋根には関西ペイントの「アレスクールsi」遮熱塗料を使用しました。

コーキングにはコニシボンド製「SRシールNB50」を使用しています。工事の総額は税込98万円で、10年間の保証を提供しているため、塗装後に不具合が起きた際にも安心です。

創業103年の実績を誇る喜多建設に、お困りのことがあればぜひご相談ください。

参考:川越市 S様邸 外壁塗装工事が綺麗に完成

 

【狭山市の事例】

狭山市上奥富にお住まいのM様邸で外壁塗装工事を行った事例です。

1階部分はクリアー仕上げにしたため、バイオ洗浄で徹底的に汚れを落としました。しかし、外壁の傷みが進んでいたため、通常2回塗りのところを3回塗りで仕上げています。

最終的にはお客様の期待を超える美しい仕上がりになり、大変喜んでいただけました。

また、喜多建設では、3色や4色の複雑な色使いでも追加料金なしで工事を提供しています。外壁塗装で悩んでいる方は、ぜひ喜多建設にご相談ください。

参考:狭山市上奥富にお住いのM様邸の塗り替え工事が終わりました。

 

喜多建設ではお客様の理想の住まい作りをサポートします。外壁塗装を検討している方は、喜多建設に気軽にご相談ください。

YouTubeでも実例を紹介しているので、合わせてご覧ください。

まとめ

あまり見慣れない単語が小さい文字で並んでいる見積書。しかし、「よく分からないから」という理由で、適当に見て契約先を決めるのは良くありません。

見積書をもらったら、本記事でご紹介したポイントをよく確認して、信頼できる業者と契約してくださいね。

狭山市の外壁塗装なら株式会社喜多建設

監修者

  • 喜多 史仁

    株式会社喜多建設 代表取締役社長

    <略歴>

    高等学校を卒業後に、2代目有限会社喜多塗装店(株式会社喜多建設の前身)に塗装見習いとして入社。その後、大手自動車メーカー子会社を経験し、2000年に3代目有限会社喜多コーポレーションに職長及び取締役として入社。

    2007年に社名を株式会社喜多建設に変更を機に代表取締役に就任。
    埼玉県狭山市・川越市・所沢市を中心に地域に密着した外壁塗装を強みとしています。

    <喜多建設のこだわり>

    喜多建設では、不安や疑問を持った状態で外壁塗装をすることがないようにお客様への丁寧なご説明をモットーとしております。

    株式会社喜多建設の取り組みはこちらから

このページに掲載するかどうかはお約束できませんが、お問合せには必ずお返事しております。
何でもお気軽にお問合せください。

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