外壁塗装の見積もりのチェックポイント|各項目の意味と単価相場は?

Q.

外壁塗装の見積書で注意した方が良いポイントは?

公開日: 2024年01月01日 / 更新日: 2025年04月02日

普段はあまり馴染みのない外壁塗装。業者に見積もりを依頼する予定はあるものの、見積書のどこを確認すべきなのかよく分からない、という方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、外壁塗装の見積もりのチェックポイントと、工程ごとの単価の目安について解説します。

業者の良し悪しは見積書にも表れるものです。見積もりをしっかりチェックすることで、悪徳業者に騙されるリスクを減らすことができますよ。

具体的な塗料名が記載されているか、工程が省略されていないかなど、外壁塗装の見積書でチェックすべきポイントはたくさんあります。また、複数の業者から相見積もりを取ることも大事です。他社の見積もりと比較することで、依頼予定の業者の施工内容が適正なものであるか判断しやすくなります。

外壁塗装の見積もりを理解するメリット

後悔しないために、外壁塗装の見積もりの内容を理解することが重要です。ここでは、3つのメリットを紹介します。

  • 見積もりの金額が適正か判断できる
  • 不要な工程が含まれていないか気づける
  • 手抜き工事を防げる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット①見積もりの金額が適正か判断できる

外壁塗装の見積もりが見分けられると、提示された金額が作業内容に見合ったものかどうか自分で判断可能です。たとえば、A社が提示する見積もりが100万円、B社が80万円、C社が120万円だったとします。

A社の見積もりには「高品質な塗料の使用」と「長期保証」が含まれている一方、B社は「標準的な塗料」を使用し、保証期間も短いかもしれません。また、C社の高額な見積もりは「過剰なサービス」や「不必要な工程」を含んでいる可能性もあります。

複数の見積もりを比較することで、どの業者が適正な価格でサービスを提供しているのかを判断できるでしょう。

参考記事:屋根塗装の相場はいくら?費用をできるだけ安くするコツ4選

メリット②不要な工程が含まれていないか気づける

見積もりを詳しくチェックすることで、不要な工程が含まれているかどうか確認できます。

たとえば、ある業者が「防カビコーティング」や「防藻処理」を提案してきたとします。しかし、もしあなたの家が風通しのよい場所にあり、湿気が少ない環境であれば、これらの工程は不要かもしれません。

また、数年後に引越しや建て替えを予定している場合、長期間の耐用年数を持つ高価な塗料は必要ないでしょう。見積もりに記載された各工程の必要性を業者に確認し、本当に必要な作業だけを依頼することが大切です。

メリット③手抜き工事を防げる

手抜き工事を事前に防ぐためには、作業工程や塗装の種類などの見積もり内容を理解することが重要です。たとえば、見積書に「下塗り」「中塗り」「上塗り」と具体的に記載されていれば、3度塗りの工程を想定していることが分かります。

一方、見積もりに「塗装一式」といった曖昧な表記が多用されている場合、手抜き工事をされる可能性があります。たとえば、「下塗り」を省略し、「中塗り」と「上塗り」だけで仕上げると、塗装の耐久性が低下し、数年後に再び塗装が必要になるかもしれません。手抜き工事を未然に防ぐために、業者に具体的な工程を説明してもらいましょう。

外壁塗装の見積もりで注意すべきポイント

悪徳業者に騙されないためにも、外壁塗装の見積もりを依頼する際は以下5つのポイントに注意しましょう。

  • ・3社くらいから相見積もりを取る
  • ・診断結果が書面で報告されるか
  • ・「一式」という表記が多用されていないか
  • ・具体的な塗料名が記載されているか
  • ・工程が省略されていないか

3社くらいから相見積もりを取る

同じ条件下で複数の業者から見積もりを提出してもらい、価格や条件などを比較することを「相見積もり」といいます。

外壁塗装に使用する塗料や価格、サービス内容等は、業者によって異なるものです。相見積もりをして他社と比べることで、依頼予定の業者の施工内容が適正なものであるか判断しやすくなります。

ただし、相見積もりの依頼先は3社程度にとどめておきましょう。あまりにも多くの業者に依頼すると、それぞれへの対応で疲れてしまいます。

相見積もりを取った結果、他社よりも高すぎる業者や安すぎる業者がいたら要注意です。何らかの理由をつけて料金を水増ししていたり、手抜き工事をしていたりするのかもしれません。

なお、見積もりを見る際は一般的な費用相場も事前に把握しておくことをおすすめします。

診断結果が書面で報告されるか

建物の診断結果は書面で報告してもらいましょう。口頭でしか結果を教えてくれない業者には気を付けてください。

建物の劣化状態を、書面や写真などで丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

工程が具体的に記載されているか

「養生」や「下塗り」など、見積書に工程を具体的に書いていない業者に依頼するのは避けた方が良いでしょう。見積書の表現を曖昧にすることで、業者側は作業ごとの単価や使用する材料などをごまかせてしまうためです。

優良な業者は、見積書に詳しい工程を記載してくれます。工程の表記は業者によって異なりますが、「足場設置」や「下地処理」、「下塗り」、「中塗り・上塗り」に該当する工程が見積書に明記されていない業者には気を付けてください。

「一式」という表記が多用されていないか

「○○一式」は、主に軒天や破風板といった付帯部塗装の見積もりに用いられる表記です。正確な塗装面積を測定するのが難しい箇所などに使われます。

一方で、外壁・屋根塗装の内訳には使用されません。そのため、見積書に「外壁塗装一式」「屋根塗装一式」といった表記を見つけたら要注意です。使用する塗料の単価や塗装面積が見積書から読み取れないため、費用を水増しされていても判断できません。

具体的な塗料名が記載されているか

見積書に塗料のメーカーや商品名が具体的に記されているかチェックしましょう。「シリコン塗料」「フッ素塗料」など、塗料のグレードしか書いていないような見積書には注意してください。

同じシリコン塗料でも、メーカーが違えば商品も価格も異なります。悪意のある業者の場合、高額なシリコン塗料の価格で費用を算出しておきながら、実際の塗装には廉価な塗料を使用するかもしれません。

外壁塗装の見積書 項目の意味と単価の相場

外壁塗装の見積書に登場する各工程について、作業内容や単価の相場をご紹介します。

なお、実際の作業内容や金額は、建物の状況や依頼する業者によって変わるものです。本記事の内容はあくまで参考程度にとどめてください。

足場設置

塗装作業に必要な足場を設置します。

単価の目安は1平方メートルにつき600~800円です。

高圧洗浄

外壁に高圧の水を当てて洗浄する作業です。

単価は1平方メートルあたり150~250円。

養生

塗料が飛び散らないよう足場にシートを張ったり、塗装しない箇所をテープなどで保護したりする工程です。

単価は1平方メートルあたり300~400円。

下地調整

下地調整では、劣化部位を補修したり、塗料が付着しやすいよう外壁を剝がしたりします。

単価は作業内容によって変わりますが、1平方メートルあたり500~1,000円です。

下塗り

下塗りを行うことで、外装材と上塗り塗料が密着しやすくなります。

単価は1平方メートルあたり600~1,200円です。

中塗り、上塗り

中塗りと上塗りでは同じ塗料を使用します。同じ塗料を2回に分けて塗る目的は、塗りムラの防止や、塗膜に厚みを持たせることで建物をしっかり保護するためです。

単価は使用する塗料によって大きく変わります。おおよその目安は1平方メートルあたり2,000円~4,000円です。

付帯部

破風や軒天、雨樋などが付帯部にあたります。

単価は塗料によって大きく変動しますが、1平方メートルあたり800~1,500円です。

諸経費

交通費やゴミの破棄にかかる費用などが含まれています。

諸経費の割合は、工事費の総額の3~15%くらいが目安です。

参考記事:屋根塗装の相場はいくら?費用をできるだけ安くするコツ4選

外壁塗装なら喜多建設にお任せください!

喜多建設は、埼玉県狭山市・川越市・所沢市を中心に地域密着型の外壁塗装専門業者です。創業103年の歴史と1万2,000棟以上の施工実績を誇り、経験豊富な熟練の職人が高品質な施工を提供します。

 

とくに、すべての塗装に対して最長10年の保証を付けており、施工後のアフターメンテナンスも充実。これにより、お客様の住まいを長期間守ります。

 

また、事前のヒアリングと仕上がりシミュレーションにより、お客様の要望を反映させた施工を目指しています。さらに、リフォームローンの利用も可能で、資金面での負担も軽減可能です。

 

喜多建設にお任せいただければ、確かな技術と信頼のおけるサービスで、理想の住まいを実現します。ぜひ、お気軽にご相談ください。

喜多建設の施工事例

喜多建設のお客様施工事例を3つ紹介します。外壁塗装のお見積もりを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

 

川崎市アパート

2025年1月9日、川崎市の現場で塗装工事が無事に完了。社長自身で作業を担当し、細部にまでこだわり抜きました。喜多建設では、一般住宅からアパートなどの大規模修繕まで幅広く対応しています。狭山市・川越市・所沢市でアパート経営をされているオーナー様にも信頼のパートナーとして寄り添います。

参考記事:川崎の現場で塗装作業が無事に完了いたしました!

 

所沢市一軒家

2019年9月26日、所沢市の住宅にて外壁と屋根の塗装工事が完了しました。現場担当によれば、工事後の仕上がりは色のバランスや艶が絶妙で、新築のように美しくなったとのこと。お客様も大変満足され、スタッフ一同も喜んでいます。

参考記事:所沢市にて外壁塗装・屋根塗装工事が綺麗に仕上がりました。

 

所沢市若狭T様邸

2018年3月14日、所沢市若狭にお住まいのT様邸の外壁塗装工事が完了しました。工事中に雨が降り、完工が3日ほど延びましたが、丁寧な工事を心がけた結果、お客様に大変喜ばれました。既存のモルタル壁に対しての下地処理や、付帯部分のケレン・錆落としなど、細部にわたり丁寧な作業を実施。使用した塗料は関西ペイント製の高品質なもので、10年保証も付けています。今回の塗装のおかげで、長く美しい状態が保てるようになりました。

参考記事:所沢市/外壁塗装T様邸の工事が無事完了!

まとめ

あまり見慣れない単語が小さい文字で並んでいる見積書。しかし、「よく分からないから」という理由で、適当に見て契約先を決めるのは良くありません。

見積書をもらったら、本記事でご紹介したポイントをよく確認して、信頼できる業者と契約してくださいね。

狭山市の外壁塗装なら株式会社喜多建設

このページに掲載するかどうかはお約束できませんが、お問合せには必ずお返事しております。
何でもお気軽にお問合せください。

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